今回、収納王子コジマジックさんが教えてくれるのは、“エコ収納”。空になってしまった牛乳パックやティッシュペーパーの箱、ビールの箱など、暮らしの中で溢れていく、一見不要に思えるようなものたちをDIYで便利な収納アイテムに変身させます。低予算で気軽にできるDIYなので、さまざまな用途に活用してみてください。

収納王子コジマジック

収納王子コジマジック

漫才コンビ「オーケイ」のツッコミ担当。整理収納アドバイザーなどの講師資格を保有し、収納と“笑い”を生かしたセミナーが話題

http://www.shu-ken.or.jp/

DIYのアイデアは身近な暮らしの中に

写真は、ティッシュペーパーの空箱を使ったコミックボックス、牛乳パックの空箱を使ったポケットティッシュケース、ビールの空箱を使ったマガジンラック

POINT1:ゴミとして捨ててしまう前に、アイデアを広げる

牛乳パックやティッシュペーパーの箱、ビールの箱、ダンボールなど、中身がなくなってしまったあとの空の容器は生活をしていると否応なしにでてしまうもの。それらを処分する前に、別の用途に使えないか考えてみましょう。

POINT2:市販のカッティングシートを活用

一見、「不要かな?」と思える空き箱も、100円ショップやホームセンターなどで販売されているカッティングシートを貼ってアレンジしてみると、ちょっとした小物入れなんかに使えちゃうんです。カッティングシートは、色や柄が豊富に揃うので、見た目の印象を簡単に変えることができます。

POINT3:細部まで美しく

“エコ収納”の基本は、既にあるものを簡単な工夫を施すことで別の用途に活かすこと。作業工程が少なく、手軽にできてしまうからこそ、細部がザツになりすぎないようにご注意を。カッティングシートを貼るときは、切り口が曲がったり、ズレたりしないようにできるだけ美しい仕上がりを目指します。

ビールの空き箱でマガジンスタンドをつくる!

エコ収納のアイデアのひとつとして、マガジンスタンドづくりに挑戦。使用するのは350mlの缶ビールが24本入るサイズの空き箱です。

【材料】
ビールの空き箱 …1箱(高さ 約40㎝× 幅 約27㎝×奥行12.3㎝)
カッティングシート …縦100㎝×幅 45㎝(縦 42㎝× 幅45㎝ を2枚分取ることができるサイズ)

ビールの空き箱を2つにカット。定規にそってカッターをあてると、まっすぐ切れます

箱のカタチに合わせて、カッティングシートに切り取り線を下書き。
カッティングシートのサイズは、箱よりひとまわり大きめにすると理想的。
※サイズは「プラスワンポイントをご参考に!

下書きした線に沿って、シートをカットしましょう

カッティングシートを貼っていきます。ゆっくり少しずつ、裏紙を剥がしながら貼っていくのがズレ防止のコツ。
※カッティングシートは、空き箱をカットした後に貼った方が、切断面がキレイに仕上がります!

カッティングシートの角は切り落とす

箱の切り口をカバーするように内側に折り込む

完成!

+ワンポイント!

カッティングシートは寸法をきちんと測ってカットすると、ムダなく使うことができますよ。 今回ご紹介したマガジンラックを制作するために、 必要なカッティングシートの寸法はコチラを参考になさってください。