毎日届く新聞やダイレクトメール、買い物のたびに受け取る領収書、思い出の手紙…絶え間なく増えるペーパーアイテム。ついついキッチンカウンターやダイニングテーブルの上に置きっぱなしにしていませんか? 散らかった書類は部屋を雑然と見せる元。生活研究家・阿部絢子さんにペーパーアイテム整理のコツを教わります。

阿部 絢子

阿部 絢子

生活研究家、消費生活アドバイザー。整理収納から食、掃除など、生活全般に渡る知識を生かした著作多数。

http://ayakoabe262.jp/

動線に配慮した保管場所が決め手

毎日届く新聞は、情報の宝庫。「この情報はのちのち使えるかもしれない」と思ってとっておく人も多く、その場で処分することが難しいと思われがちです。

阿部さんも、以前は仕事で役立つかもしれないと新聞をストックしていたそうです。

「でも結局、後から読み返すことなく、5年ほど溜まったらそのまま捨てるということを繰り返していました。今では職業柄、最大3週間まではストックしますが、それ以上は溜めません」。というのも、新聞はニュースを記したものなのだから、常に新しい情報でないと意味がなく活用もできないと気づいたからです。

「新聞は読みたいところをすぐに読みます。気になる記事を後で丁寧にファイリングしようと思っても、めんどうで続かない人も多いのでは? その場で読めなければ、必要な記事を、その場で切り抜くこと。切り取った記事を持ち歩き、なるべく早く確認します」。それでも読まないようなら、そのニュースは自分にとって縁のないものと考え、処分するそうです。

「これまでの自身の行動パターンを思い返してみてください。『後で読もう』と積んでおいたにも関わらず、読み返すことがほとんどなかったのではないでしょうか。後日、どうしても必要になれば図書館で調べるなり、インターネットで探すなりしていくらでも追いかけられますよ」

新聞の処理がラクになる、秀逸アイテムも。新聞が一定量溜まったらそのままヒモで束ねることが可能。バッグのように持ち上げ移動もでき、処分するときに取り出すだけです。

阿部さんはリビングテーブル下の棚を新聞・チラシの置き場所に決めています。朝、新聞が届いたら、リビングテーブルで新聞の記事をチェックし、読み終わったら下の棚へ重ねておきます。積み重ねた新聞が「溜まってきたな」と感じたら(約3週間分)、資源ゴミとして回収に出します。挟みこみのチラシはメモ用紙として再利用するために、同じくテーブルの棚に。記事を切り抜くためのハサミと、メモを書き留めるための筆記用具も併せてしまっているので、わざわざ腰を上げて取りに行く必要もありません。

このように動線も意識した収納スペースを作ることで、際限なく溜まっていくのを防ぐことができるのです。

(つづく)