空間のアクセントになる収納家具

こんにちは!
連続する台風の影響で安定しない天気が続いていましたが、そんな中、7月に福生にオープンしたアポイント制のヴィンテージ家具店、SUPER DESIGNさんにお邪魔して来ました。
今回はそのSUPER DESIGNさんで見つけた、空間のアクセントになるポップなカラーリングの収納家具を3点ご紹介したいと思います。

アポイント制のヴィンテージ家具店「SUPER DESIGN」

東京都福生市にオープンしたヴィンテージ家具ショップ「SUPER DESIGN」さんの内観。ヴェルナー・パントンのテキスタイルや照明、スペーシーなルックスのオーディオなど、貴重なアイテムがたくさん並んでいます。

東京都福生市にオープンしたヴィンテージ家具ショップ「SUPER DESIGN」さんの内観。ヴェルナー・パントンのテキスタイルや照明、スペーシーなルックスのオーディオなど、貴重なアイテムがたくさん並んでいます。

貴重なプラスチック製ヴィンテージアイテム

オーナーの方とは私がインテリアショップに勤めていた時にお会いしてからになりますので、かれこれ18年くらいのお付き合いという感じです。知り合った当時の90年代末から2000年頭くらいは、インテリアのちょっとしたブームがあった時期で、有名なチャールズ&レイ・イームズのチェアを中心にして、様々なモダンデザインのアイテムを扱うショップがたくさんありました。

都内にもそういった家具を内装に使用したお洒落なカフェがたくさんできた時期で、雑誌はもちろん、テレビ、ラジオなどのメディアでも頻繁にデザイン家具が取り上げられていました。しかし現在、当時人気だったお店も残っているところは少なく、こうした輸入のデザイン系ヴィンテージ家具を扱う家具店はもはや貴重な存在となってしまったのです。

今回ご紹介する福生にオープンしたSUPER DESIGNさんは、そんなデザイン家具の中でも、イタリアをはじめとするヨーロッパのプラスチック製のヴィンテージ家具や照明をメインに取り揃えています。

年代でいえば、1960年代〜1980年代くらいまでのアイテムが中心でしょうか。とくに60年代は、様々なデザイナーや建築家がグラスファイバーやABSなどの樹脂素材を用い、曲線の美しい自由な造形の家具を数多く発表していたのです。

デザイナーで言えばデンマークのヴェルナー・パントンや、フィンランドのエーロ・アールニオ、イタリアのジョエ・コロンボにアンナ・カステッリ・フェリエーリ、メーカーではイタリアのカルテル社やアルテミデ社などが有名なところです。

当時の時代の流れもありますが、発色の良いプラスチックを用いたポップなカラーリングのアイテムは、かなり存在感があります。インテリアのすべてをこのようなアイテムで取り揃えると、かなりサイケな雰囲気の空間ができあがりますが、コンテンポラリーな洗練された木製の家具や、インダストリアルなアイテムに単品で合わせて効果的にミックスして使うと、遊び心を感じさせるセンスのよい空間を構成することができると思います。

SUPER DESIGNさんで出合う、ポップな収納家具

中央にそびえ立つグリーンの物体が、グフラム社を代表する製品、サボテン型のコートハンガー、カクタスです。いちおう上着などを引っ掛けておくことができますが、あまり使われている状態は見たことがありません。。。

中央にそびえ立つグリーンの物体が、グフラム社を代表する製品、サボテン型のコートハンガー、カクタスです。いちおう上着などを引っ掛けておくことができますが、あまり使われている状態は見たことがありません。。。

ということで、SUPER DESIGNさんで販売されていたアイテムから、収納に使える家具をいくつかピックアップしてみました。

まずはこちら、イタリアのグフラム社が製造したサボテン型のコートハンガー、その名もカクタスです。

1966年に創業したグフラム社はウレタンを本体の主材に用い、発色の鮮やかな独自開発の塗装でコーティングした、アート作品のオブジェのような家具をいくつも発表しています。グイド・ドロッコ&フランク・メルロによってデザインされたこのカクタスは、グフラム社を代表するアイテムのひとつ。

コートハンガーとしては機能的とは言いがたいですが、とにかくこの愛嬌のある存在感が魅力です。家具というよりはオブジェ、アートとして飾りたいですね。

続いては、1930年代〜70年代までアメリカを拠点に活躍した、20世紀を代表するデザイナー、レイモンド・ローウィのデザインしたキャビネットです。

レイモンド・ローウィがデザインしたキャビネットは、前面の扉と引き出しが印象的なデザイン。上部に照明やオブジェを飾っても絵になりますね。

レイモンド・ローウィがデザインしたキャビネットは、前面の扉と引き出しが印象的なデザイン。上部に照明やオブジェを飾っても絵になりますね。

「口紅から機関車まで」と言われるほど、多岐に渡ったデザインを展開したレイモンド・ローウィが、1960年代半ば頃にデザインしたシリーズのものです。前面はプラスチック製で、取っ手が流れるように一体となっているのが特徴です。上部は扉、下部は引き出しになっています。

サイドボードなど横長のものはよく見かけますが、背の高いこのようなタイプは最近見ることができないので貴重だと思います。

結構な収納力がありますので、カップボードとしてグラスやお酒を収納したり、衣装用として洋服を入れる専用にしてもお洒落でよいのではないでしょうか。

さて最後はポップアートの代名詞とも言える、アンディ・ウォーホルの作品にも登場するスープの缶詰。キャンベル缶をスツールにしたものです。

棚に二つ並んで飾ってあったのは、キャベル缶の姿を大きくしてスツールにしてしまったシモン社の製品。以前にキッズ雑誌のMILKの撮影でお借りしたことがあったのですが、その時はすでに売約が決まっていて買えず。。。今回も既に売れてしまっていました。残念!

棚に二つ並んで飾ってあったのは、キャベル缶の姿を大きくしてスツールにしてしまったシモン社の製品。以前にキッズ雑誌のMILKの撮影でお借りしたことがあったのですが、その時はすでに売約が決まっていて買えず。。。今回も既に売れてしまっていました。残念!

収納家具なのにスツール?と、お思いの方もいらっしゃるかと思いますが、きちんと収納家具なのです。上部の座面のクッションを外して蓋を外すと、まさに缶詰のように中が空洞になっていますので、小物などを収納できるようになっています。製造していたのは、イタリアのシモン社。ディーノ・ガヴィーナというイタリアのデザイン史を語る上では外すことのできない、ボローニャを拠点に活動した起業家が運営していたメーカーの製品となります。

発売されていたのは1970年代です。ひとつ置くだけで一気に空間が明るくなるデザイン。子供部屋などにさり気なく置いてみたいですね。

さて、以上、SUPER DESIGNさんで見つけた、空間のアクセントになるポップな収納家具3点をピックアップさせて頂きました。

SUPER DESIGNさんには、ほかにもたくさんの家具や照明がありますので、お店のウェブサイトをチェックして頂ければと思います。現在は製造されていない、探すのも非常に難しい貴重なアイテムばかりですよ。

では、また!

SUPER DESIGN
URL:http://www.superball.ne.jp/
営業時間:13時〜20時。※アポイント制につき一度ご連絡を。