領収書の整理収納(4/4回)

毎日届く新聞やダイレクトメール、買い物のたびに受け取る領収書、思い出の手紙…絶え間なく増えるペーパーアイテム。ついついキッチンカウンターやダイニングテーブルの上に置きっぱなしにしていませんか? 散らかった書類は部屋を雑然と見せる元。生活研究家・阿部絢子さんにペーパーアイテム整理のコツを教わります。

財布のスリム化は、「出口」を設けることから

買い物するたびに受け取るレシートや領収書。「後で整理しよう」と思いつつ、気づけば財布に入れっぱなしという人も多いのでは?

「スーパーなどでも、レジで代金を支払う際にレシートでパンパンにふくらんだ財布を取り出すお客様がちらほら見られます。目当てのポイントカードやクレジットカードを見つけられず、ポイントを貯められなかったり、お得な支払い方法をとれない方も。きちんと整理整頓できていないと、金銭的にも損をしてしまうのです」

では、どうしたら領収書をきちんと整理し、財布をスリム化できるのでしょうか。

「財布にレシート類を溜めてしまうのは、出口を設けていないから。『出口を設ける』=レシート・領収書をサッと分類して保管しておける場所を作ることです。あらかじめレシート・領収書の内容別(種類別)に箱やかごを用意しておけば、財布からすぐに移すことができます」

阿部さんはテレビボードの引き出し内をかごで仕切り、種類ごとにラベルを付けています。レシート・領収書を受け取ったら、ラベルに沿って仕分けし、かごに収めるだけ。阿部さんは確定申告の都合上、「交際費」「交通費」「文具・消耗品」「調査費」など細かく分類していますが、確定申告の必要がなければ「衣」(服、靴、ファッション小物など)「食」(食品、外食費など)「住」(生活用品など)とおおまかに分ける程度で大丈夫。必要に応じて、カテゴリーを工夫するとよいとのことです。

「レシートや領収書は、受け取って終わりではありません。分類さえしておけば、『今月は外食しすぎたから、来月は自炊を心がけよう』『お菓子の“ついで買い”が多いから気をつけよう』といった家計チェックの材料にもなるのです。また節約志向が強まる昨今、カード支払いや貯まったポイントの確認など、レシートや支払い明細を確認する必要度は高まっています。家計管理の上手な人は、きちんとチェックしていますよ」

レシートや領収書を整理すれば収納上手はもちろん、やりくり上手にもなれるのです。

このようにペーパーアイテムの整理・収納テクニックを身に付ければ、家が片づく以上の収穫を得られるでしょう。

(おわり)

4月のテーマ「ペーパーアイテム収納」