限られたスペースを効率的に活用するための整理分類(2/4回)

洗濯日和が続く季節。汗をかいて着替えの頻度が多くなる夏は、洗濯ものも増えてしまいがちです。そんな毎日の洗濯ついでに、ランドリースペースの収納を見なおしてみませんか? 狭いスペースでも、洗濯したり干したりが劇的にラクになる機能的な収納について、生活研究家・阿部絢子さんに教わりました。

必要なアイテムを徹底的に絞り込み、省スペース化を。

狭いランドリースペースは、なんとなく使っているだけでは物が氾濫してしまいます。限られたスペースを効率的に活用し、雑多な感じを最小限に抑えるために、阿部さん宅を例に見てみましょう。

【阿部絢子さん宅のランドリースペース】

「前回『洗濯の動線を把握し、作業効率を考える』では、衣類の脱ぎ着をランドリー1か所にまとめる大切さをお話ししました。とすれば、洗濯に使うアイテムは、すべてここにまとめて収納すればいいことになります」と阿部さん。

造り付けの収納は、壁に挟まれた洗濯機上の棚だけ。ここで洗濯のすべてをまかなうために、阿部さんは必要なアイテムを徹底的にしぼりこみ、ムダなく収納しています。

まず、洗剤は粉洗剤とシミ落とし用の「ドクターベックマン」の2つのみ。襟が特に汚れた時などは、サニタリーの石けんを代用して洗います。柔軟剤などを置かない理由は、種類を増やすほど物が増えていくから。
「たとえば洗剤や柔軟剤などを4種類使うと、もしストックを種類ごとに1個用意する家庭なら、合計8個。狭いスペースに、そのぶんの収納場所が必要になります」
種類と数をしぼることは、それだけ省スペースにつながります。

その考えから、洗剤類のストックについて、阿部さんは「基本的にはいらない」派。

「スーパーやコンビニなどどこでも簡単に手に入るのですから、今使っている物がもうすぐなくなるな、というタイミングで買い足せばよいのです。また1度に使う量を把握しておけば、何ヵ月後に使い切るというだいたいの目安がわかり、むやみにストックを心配する必要がなくなりますよ」

タオルなどのリネン類も、いつの間にかふえがちなアイテムの代表格。阿部さんは「棚1段分」と量を決め、「バスタオル」「フェイスタオル」「キッチン用タオル」と箱で区切って仕分け収納しています。なかなか処分できない人は、このように収納スペースで量を決めてしまうのも手です。

さらに、洗濯に関わる動線をなるべく短く=最小限の手間で済むように、アイテム収納の位置にも工夫が。洗濯をラクにする物の置き方、しまい方は、第3回『動線を最短に。ムダのない指定席を決める』で詳しくご紹介します。

(つづく)

8月のテーマ「動線を考えたランドリースペースの収納」