動線をふまえた指定席を決める(3/4回)

暑い日が続く中、「料理を作るだけで疲れる」という方は、もしかしてキッチンでの物の置き方・しまい方に原因があるのかもしれません。ムダに動きまわることなく、手早く調理できるキッチンとは? 生活研究家・阿部絢子さんに教わりました。

使用頻度に応じて指定席を決める

第1回『キッチンの動線を考える』でご説明した「動線にムダのないキッチン」について、ここではより細かく解説していきます。

阿部さん宅のキッチンの家具の配置は第1回でご紹介しましたが、各スペースごとにどんな収納を行っているか、コンロとシンク周りを中心に見ていきましょう。

●シンク下スペース …シンクで食材を洗うためのざる、作業台で食材を切るときに使う包丁やまな板、調理後にシンクを洗うための洗剤など。

●作業台下の引き出し …コンロで調理中に使うキッチンツールや調味料、作業台で盛り付けるときに添えるカトラリーなど。

●コンロ下スペース …コンロで使う鍋やフライパン、背の高いキッチンツール。

●コンロ下の引き出し …調味料の中で最もよく使う砂糖・塩・こしょう。

というふうに、その場所で使う調理器具や調味料を、できるだけ近くに収納していることがわかります。こうすれば、調理中は最小限の動きで済みます。

これらのスペースに収納するときは、ひんぱんに使う物は取り出しやすい手前に、めったに使わない物は奥にしまいます。

細かい調味料は、ひと目でわかるように収納することも重要。阿部さんはよく使う調味料は加熱調理中に動かずに手に取れるコンロ台脇の引き出しに、それ以外はトレイにまとめて後ろの棚へしまうことで、取り出しやすく迷わない工夫をしています。

こうして配置と収納を見直し、動線にムダのないキッチンになったら、後はこの状態をキープしていきましょう。次回「定期的にチェック&お手入れ」ではそのために必要なチェック&お手入れについてご紹介します。

(つづく)

7月のテーマ「動線を考えたコンロ・シンクまわりの整理収納」