ムダなすき間を作らない冷凍庫収納 (4/4回)

これからの季節、食品は油断するとすぐに傷んでしまいます。「冷蔵庫に入れたから安心」と思っていても、中がごちゃごちゃしていて必要なものを取り出せなかったり、入れたものを忘れてしまったりしては、結局は食品をムダにすることに。生活研究家・阿部絢子さんに正しい冷蔵庫の整理収納術を教わりました。

立て収納で見やすく、迷子をつくらない

冷凍室の収納は、冷蔵室と違って「10割ぎっしり詰めたほうが良い」と、阿部さんは語ります。すき間なく詰めることで、食品同士がたがいに冷やし合うのでスピード冷却ができ、食品に雑菌が繁殖することを防げるからです。
そのためには、ムダなすき間を作らないよう、なるべく食品を平らなブック型に統一するのがコツ。

「湯がいた野菜や、おかず用の炒めた挽肉など、できるだけ平らにして密閉型保存袋に入れます。すると冷凍室内で立てて保存しやすくなりますよ」

阿部さんの冷凍室は引き出しタイプのため、立てる収納にすれば食品が底に埋もれず、取り出すのも簡単です。
とはいえ、何でも冷凍すれば良いというものではありません。冷凍室は永久に食品の鮮度を保つものではないので、こまめに食べ、整理するようにしましょう。

「私は“おいしいものは冷凍”と決めています(笑)」と、阿部さん。いただきものの生菓子などですぐに食べきれないものは、ラップフィルムに包んで冷凍室の食品の上部に置き、数日に分けて忘れずに食べるようにしています。
「他にも市販のハンバーグなどを冷凍しておくと、疲れて買い物ができない日の夕食などに重宝します。また、コーヒー豆のストックや、いざというときのための薬など、“備蓄”と考えられるものも冷凍収納です」

野菜室同様、冷凍室も自分が取り出しやすい位置によく使う食品から指定席を決めて置いていくやり方で大丈夫です。

さて、このようにして冷蔵庫の整理整頓と収納ができました。食品の使い忘れを防ぐためにも、数カ月に1度は中身を確認するようにしましょう。

阿部さんは年に数回、取り寄せのおいしいハンバーグなどを買うタイミングで冷蔵庫全体を見直し、古い食材から食べて新しいものに入れ替えるなど定期的にチェックしています。
こうすれば、食品が滞らず循環する冷蔵庫にすることができます。

(おわり)