鮮度を意識した野菜室収納(3/4回)

これからの季節、食品は油断するとすぐに傷んでしまいます。「冷蔵庫に入れたから安心」と思っていても、中がごちゃごちゃしていて必要なものを取り出せなかったり、入れたものを忘れてしまったりしては、結局は食品をムダにすることに。生活研究家・阿部絢子さんに正しい冷蔵庫の整理収納術を教わりました。

野菜は、育った環境に近い状態で保存

続いて、野菜室の収納です。なんとなく購入してきたままの状態で野菜を“置いているだけ”という方も多いのではないでしょうか。
阿部さんのポイントは「野菜が育った環境に近い形で保存すること」。野菜が長持ちしますし、おいしくいただけます。いくつか例にとって、収納法を見ていきましょう。

  • 大根…土の中で立った状態で収穫されるので、冷蔵庫内で立てて保存するのが望ましい。葉を切り落とし、新聞紙に包んで保存。
  • ネギ…大根同様、新聞紙で包んで立てた状態で冷蔵庫へ。「みじん切りや小口切りにしておくと、薬味として少量使うときなどに便利です」
  • トマト…「元はアンデス高原の過酷な土地で生まれたもの。過保護にせず、外に出しておいたほうが甘くなります」。冷暗所に保管し、食べる直前に冷蔵庫で冷やすのが阿部さん流。
  • レタス…「あたたかい地方でも作られる=寒がり。紙に包んでから、売られているときに入っているケースに入れてしまいます」。阿部さんはタウンページやペーパーナプキンを再利用しているそう。

その他、根菜は夏場のみ野菜室に入れる、脱穀した後の米は酸化を遅らせるために冷蔵保存するなど、食材の特性に合わせたルールを決めています。
阿部さんの冷蔵庫の野菜室は引き出し式のため、上から見た時に中身が見渡せるように収納。使いかけのミョウガや大葉などは密閉容器に入れると、使い忘れを防げます。

なお、写真のようなタイプの野菜室は、場所による出し入れのしやすさに大きな差はないので、自分が取り出しやすい位置によく使う食品から指定席を決めていくやり方で大丈夫です。

次回は『ムダなすき間を作らない冷凍庫収納』についてご紹介します。

(つづく)