常に使い勝手のよいスペースに保つために必要なこと(4/4回)

家の中で最大級の収納スペース、押し入れ。上手に使えば頼もしい収納の味方ですが、実は使い方に悩んでいる人も少なくありません。生活研究家・阿部絢子さんに、上手な活用法や管理の仕方をうかがいました。

暮らしに合わせたカスタマイズ&メンテナンスを繰り返す

押し入れに出し入れしやすく収納したら、あとはその状態をキープします。

「入れたらそれで終わり、ではありません。使ううちに『アイロンはもっと上に置いた方が出しやすい』『これは意外と重いから手前に置けばよかったかも』と、改善点が見つかるもの。それに合わせてどんどん変えていきましょう」

それ以外にも、年に1度はすべての物を出して物の整理と収納の見直しを行いたいもの。場合によっては、死蔵スペースにしまった永久保存品でも不要になる物が出てくるかもしれません。気になる人は、数年に1度は死蔵スペースを改めるとよいでしょう。

こまめに見直しを行うことは、湿気やカビの予防にもつながります。

「昔は衣替えに伴って定期的に虫干しする風習がありましたが、現代では意識してやらないと忘れがち。せっかく収納した大事な品が傷んでは本末転倒ですから、快適なコンディションを保てるように気をつけましょう」

そのためには、

  • 詰め込み過ぎず、余裕を持たせた収納をする
  • 頻繁に戸を開け、空気を入れ替える
  • 特に湿気のこもりやすい下段にはスノコを敷くなど、風通しをよくする

といった工夫が必要です。

また、押し入れの見直しと合わせ、収納した物の状態をチェックすれば効率的。しまっただけで安心して、実は中で傷んでいたことに気づかなかったというのもよくある話です。ダメージを早めに発見できれば、対策の可能性も広がります。

このように、自身や家族の暮らしに合わせてカスタマイズ&メンテナンスすることで、きっと使いやすい押し入れに生まれ変わるはずです。

(おわり)

10月のテーマ「押し入れを活用したオリジナルの収納スペースのつくり方」