本多さおりさんと考えるこどもの収納

整理収納コンサルタント・本多さおりさんに学ぶ、家族みんなが、のびのびと過ごせる空間づくり。ご自宅を例に、子育て中の悩みを解消する「収納スタイル」を今日から始めませんか?

著者紹介
本多さおり

1984年生まれ。埼玉県在住。暮らしを愛する整理収納コンサルタント。2010年に整理収納アドバイザー1級、2011年に整理収納コンサルタントの資格を取得。2011年から個人宅向け整理収納サービスをスタートし、雑誌やwebなどで暮らし重視のシンプルな収納術を提案。

Q:ハイハイしていたこどもがつかまり立ちをするようになり、少し前まで触れないと思っていた場所にも手が届くようになって…。特にキッチンでは危ないものや触られたくないものも多いし、スペースは狭いし、どのように収納したらいいのか困っています。

A:「こどもと大人の収納スペースをきちんと分離する」ことを意識します。「危ないもの」「触られたくないもの」は、こどもの手が届かない高い位置に置き、低い場所に絵本や危険でないものを配置。こどもの好奇心を満たすために、あえていたずらできるスペースも必要です。こどもの機嫌をとりながら安全性を守る、ケース別の対策を心がけてみましょう。

ケーススタディ1/キッチン
先手必勝!最優先で「危ないもの」からこどもを守りましょう

こどもがハイハイでキッチンまで来られるようになると、いよいよベビーゲートの必要性を感じるように。この時期に大切なのは、こどものケガにつながるようなものに絶対触れられない環境を整えること。ゲート手前に玩具を配置する「気をそらす作戦」も試してみましょう。

危険な刃物や火を使うキッチンには、ベビーゲートを設置すると安心です。その際、音の出る絵本などを入り口に貼り、追いかけてくるこどもがゲート手前でストレスを感じず、楽しく遊べる工夫を。

ゲートにヒモや玩具をぶら下げると、「ママ~!」と追いかけて来ても、途中で気を取られ、そこで一人遊びをしてくれる可能性大。こどもも機嫌よく、ママも炊事しながら見守れて一石二鳥。

シンク下の扉はストッパーなどで留めておいても、こどもに開けられる可能性があります。危険な包丁類は、コンロ奥など絶対にこどもが触れない場所を指定席に。

ケーススタディ2/部屋のレイアウト
触られたくないものは、こどもの手が届かないエリアに配置

こどもは8カ月頃からハイハイやつかまり立ちをはじめ、あっという間に手の届く範囲が広がります。触って危険が伴うものは、その時々のこどもの身長より高い場所に配置し、下のスペースには絵本などを収納。まだ余裕のある生後5~6カ月頃に対策しておくとあわてないですみます。

こどもの手が届かない上部を「大人エリア」、下は「こどもエリア」と縦にスペースを分けて収納します。あらかじめエリアを決め、ものの指定席を決めておくと、家族にも分かりやすく、すっきりと暮らしやすいお部屋に。

梯子に掛けたプランター容器に爪切りなどのグルーミング用品一式を入れ、パッと片手で取れるようにスタンバイ。こどもに触られたくないコード類もここへ。

棚は1つでも、上下でスペースを分けると、こどもの危険もグッと減ります。棚下のオープンスペースには、こどもが自由に取り出せる絵本やおもちゃを収納。上段の引き出しには、使用頻度の高い大人のものを。