キッチンづくりのルールを知る<後編>

ものの住所の見つけ方

仮置き期間中、キッチンでの動作がスムーズに行えているかを意識しながらものの住所(定位置)を決めていきます。

「実際にキッチンで行う一連の作業を行いながら、各作業位置の近くの手に取りやすい場所に、その作業に必要なものがあるのが望ましいです。キッチンでは、他の部屋以上に動線を意識することが作業効率に関わってくるので、大変重要です」(鈴木さん)

ものの住所を決めるとき、鈴木さんはデパートやスーパーの売り場の陳列を参考にしているといいます。

「デパートやスーパーでは、たとえば、『キッチン・調理用品フロア』であれば、調理ツール、食器、カトラリー、食品などと種類別に陳列棚やコーナーが分かれます。同様に『食品フロア』であれば、缶詰、乾物、粉類、レトルトといった内容で陳列棚が分かれているはずです。このように用途ごとに仲間分けをして陳列されていることで、見知らぬ土地のスーパーに初めて立ち寄ったとしても、目当ての商品をきちんと探し当てて、購入することができるようになっているのです」(鈴木さん)

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必要なものの居場所を誰にでも見通しがつくような場所に配置にしておくことによって、家事に家族を巻き込むことができるというプラスアルファのメリットも生まれるのだそう。

キッチンでの作業がスムーズに行える住所が決まったら、いよいよ最終ステップ。「どんな収納方法にしようか」「どんな収納アイテムを使用しようか」具体的な収納方法を考えていきましょう。

次回以降は、コンロまわり、水まわり、作業まわり(食器・消耗品)といった場所ごとの収納方法についてご紹介します。