vol.009 二度目の家づくりで実現した、理想の収納

ヘアメイクアップアーティストの神崎美香さん。暮らし上手な彼女のご自宅は、オリジナリティ溢れる収納が各所に配された、素敵空間でした。

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想いを込めて建てた、
二度目のマイホーム

3年前に、湘南の海が見える土地にマイホームを建てた神崎美香さん。
ヘアメイクアップアーティストとして幅広く活躍する傍ら、自宅でのスタジオ運営・イベント企画、また流木アート作家としての一面も持ち、湘南の地で新たなコミュニティを開拓しています。

メイクルームも兼ねたアトリエ。使いやすさを追求し、計算した収納スペースがつくられています。

メイクルームも兼ねたアトリエ。使いやすさを追求し、計算した収納スペースがつくられています。

「湘南に引っ越してくる前までは、目黒の一軒家に住んでいました。場所は便利だけど、デッドスペースだらけで、収納には不満がいっぱい。メイク道具も、車の中に収納していたんですよ(笑)。新たに家を建てるなら、とにかくデッドスペースをなくして、収納を追求しようって決めていたんです」(神崎さん、以下同)。

そんな神崎さんの家づくりには、デザイナーは不在でした。すべて神崎さんのアイディアの下に建てられたというのですから、驚きです。

メイクからアートまで、
マルチに使えるアトリエ

自宅の仕事場は、作業がしやすい広さと、一目でわかる収納にこだわったといいます。
「ヘアメイクという仕事がら、どうしても備品は多くなります。何がどこに入っているか、すぐにわかることが大切ですね」。

  • 上板を外せば、メイク道具がずらり。色や番号がわかるようにきちんと選別して置いてあります。

    上板を外せば、メイク道具がずらり。色や番号がわかるようにきちんと選別して置いてあります。

  • 造作した棚には、番号が振られています。扉を開けると、そこに何がしまってあるかの一覧メモが。

    造作した棚には、番号が振られています。扉を開けると、そこに何がしまってあるかの一覧メモが。

  • 工作用の備品も、すぐに取り出して使えるように配置。ところどころに置かれたグリーンが、インテリアに温かみを与えています。

    工作用の備品も、すぐに取り出して使えるように配置。ところどころに置かれたグリーンが、インテリアに温かみを与えています。

工夫がいっぱい!キッチュなキッチン

ゲストを招いてホームパーティーを楽しむことが多いという神崎さん。料理上手な彼女のキッチンには、収納の工夫があちこちに! アイディア満点、使いやすさ抜群の明るいキッチンです。

徹底的に動線を考えてつくったというアイランドキッチン。壁のタイル、キッチングッズの色にまでこだわってディスプレイされています。

徹底的に動線を考えてつくったというアイランドキッチン。壁のタイル、キッチングッズの色にまでこだわってディスプレイされています。

  • 階段を活かし、ワイングラスホルダーを設置。

    階段を活かし、ワイングラスホルダーを設置。

  • キッチンワゴンも神崎さんのオリジナル。 引き出せば天板が作業台にもなる優れもの。

    キッチンワゴンも神崎さんのオリジナル。
    引き出せば天板が作業台にもなる優れもの。

  • 壁に組み込んだ食器棚。スライド式炊飯器ラックやワインラックなど、工夫がいっぱい!

    壁に組み込んだ食器棚。スライド式炊飯器ラックやワインラックなど、工夫がいっぱい!

  • ダイニングテーブルには、大勢にもすぐに対応できるよう、グラスを重ねて籠にまとめてあります。

    ダイニングテーブルには、大勢にもすぐに対応できるよう、グラスを重ねて籠にまとめてあります。

デッドスペースはすべて収納に!

神崎さんがこだわったデッドスペースを活かした収納空間は、いずれもかなりの大容量! 仕事道具からDIY用品、キャンプ道具までが、しっかりと収納されていました。

  • アトリエの床下全体に広がる収納スペース。ふだんは蓋をし、ソファで目隠しされています。

    アトリエの床下全体に広がる収納スペース。ふだんは蓋をし、ソファで目隠しされています。

  • 玄関には、大容量のシューズボックス。その上にも収納を設けてあります。

    玄関には、大容量のシューズボックス。その上にも収納を設けてあります。

  • ガレージにできたデッドスペースもしっかり収納に。神崎さんがデザインし、ご主人が造作した屋外の収納スペース。キャンプの後、道具を一度入れ、ここで乾燥させてから室内へ収めるそう。

    ガレージにできたデッドスペースもしっかり収納に。神崎さんがデザインし、ご主人が造作した屋外の収納スペース。キャンプの後、道具を一度入れ、ここで乾燥させてから室内へ収めるそう。

真似してみたい!美しいディスプレイ

神崎さんは、しまうだけでなく、飾ることも大得意。ロンドンを中心とした海外生活で身につけたインテリアテクニックが、今の空間づくりの基礎をつくってくれたと話します。

  • 大好きなキャンドルをたくさんディスプレイ。ロンドンの自宅でも、キャンドルを使ったインテリアを楽しんでいたそうです。

    大好きなキャンドルをたくさんディスプレイ。ロンドンの自宅でも、キャンドルを使ったインテリアを楽しんでいたそうです。

  • 二階へ続く白い壁には、サイズ違いの棚にグリーンと小物を組み合わせ、動きのあるインテリアに。

    二階へ続く白い壁には、サイズ違いの棚にグリーンと小物を組み合わせ、動きのあるインテリアに。

  • グリーンを活かしたディスプレイが美しいキャビネットには、写真集や料理本などがぎっしり。

    グリーンを活かしたディスプレイが美しいキャビネットには、写真集や料理本などがぎっしり。

しまうこととは、暮らしを楽しむこと

「どうしてもモノが多くなりますし、いつ何が必要になるかわからないので、とにかくしっかり管理することは仕事の一部。必要であるすべてのモノに愛着を持って、しまう場所をきちんと決めてあげること。これは仕事だけでなく、プライベートな持ち物も同じことですね。しまうことは、暮らしを楽しむことだと思うんです」。

ユニークな収納スペースと、見る人をワクワクさせるディスプレイが共存した神崎さんの家。誰もが憧れるこの空間は、神崎さんがじっくりと積み重ねて来た経験と豊かな感性の賜物なのでした。