前回は、可動棚を取り付けたい壁の下地をチェックして、どこに棚柱の設置が可能かを確認しました。そこからエクセルで無数のセルを作り、チマチマと図面を作成。今回はやっと、デザインやメーカーの検討に入ります。
やっとDIYの楽しいフェーズに!デザインを考える
前回、やっと自分の中で可動棚に求める要件が決まりました。
ここでざっとおさらいを。
【可動棚に求める機能】
・棚柱は「シングル」「ダブル」の取り扱いがあること
・広い範囲に棚板を設置するので、両側から押さえる「側面・ダボ式」ではなく、後ろから押さえる「背面・サポート式」であること
・棚板の奥行きが上部と足元で異なるため、「ブラケット」の奥行きに複数種類があること
機能面は上記条件をクリアするものを選べば良いのですが、デザインはどうしよう?ということで、デザインイメージを膨らませるために色々見てみました。
インスタ、ピンタレストなどで「可動棚」を検索してみる

可動棚は正面から見て棚柱が壁に沿って見えるので、何色を選ぶかで印象が大きく異なりますよね。特にわが家は白壁なので、棚柱の色で全体のイメージが変わりそうです。
あくまで私のイメージですが…
ブラック

ブルックリンスタイル風。工業的なヴィンテージ感がオシャレ。木製棚板に合う。
スチール

無機質で、棚板のセレクトによってはインダストリアルな雰囲気が出せる。木製棚板にもフィット。つるっとした化粧板にするとアーバンな雰囲気。
ホワイト

ナチュラルな雰囲気に。どんな棚板にも合う。
こんな印象です。
わが家の他の部屋についている可動棚はホワイトの棚柱×ホワイトの化粧板。ちょっとイメージを変えてみたいこともあり、ピンタレストやインスタなどを徘徊し、素敵だなと思う画像をクリップしました。
結果、やはりホワイトの棚柱×ホワイトの化粧板が好きなんだということを再認識しました。ブラックの棚柱に木製棚板も捨てがたい…!と思いながらも、設置場所が広い部屋ではないので、重さの方が勝ってしまうかも?と不安に。壁に同化する白をセレクトして、載せるモノの色合いでインテリアを楽しむことにしました。
メーカーやブランドを選ぶ際、ホワイトの棚柱がある会社も要件に追加します。
可動棚のパーツ、どんなメーカーがあるの?
そもそも可動棚にはどんなメーカーがあるのでしょう?またそれぞれの強みは?
完全な個人調べですが、検討したメーカーをご紹介します。
toolboxの「ウォールディスプレイパーツ」
おしゃれで機能的なDIY素材の代表、「toolbox」の可動棚は、とにかくデザインがかわいい!
棚柱や棚受けは、ともすれば無機質で工業感が前面に出てしまいますが、「toolbox」のパーツはよい意味でインダストリアルでこなれた雰囲気を醸し出しています。
ちょっと燻されたような金属パーツがかっこよく、ざらっとした木製板によく合いそう。
しかし今回は、ホワイト系で揃えたいと思っていたこと、お値段も少し高めということで、素敵だなぁという思いを胸に、次のブランド探しへ。
南海プライウッドの「カナモノ」
可動棚の大手メーカーの南海プライウッドの魅力は、パーツの多さ。
棚柱や棚受けといった、通常の可動棚のパーツの他にも、テレビなど重いモノを置ける「オモイノ」シリーズや、洋服をかけるポールパーツ「カケルノ」なども展開しています。特に「カケルノ」の木製ポールはとてもかわいい!
デスクにしたり、クローゼットにしたり。用途によってパーツでカスタムできるのは、可動棚ならではの魅力。壁付け棚という制限がある中で、こんなに自由な棚設計ができるんだ!と勉強になりました。
今回どうしても公式オンラインショップが見つけられず、金額などは未確認です。
ロイヤルの「シューノ」
最後に紹介するのが、ロイヤルの「シューノ」です。
可動棚の草分け的存在のブランドで、本来なら工務店通しで購入するタイプの商品ですが、ネットの小売でも多く販売されています。
「シューノ」はやはり、可動棚の基本パーツの種類が豊富なのが魅力。比較的軽いモノを載せる場所には「シューノ19」、クローゼットなど荷重がかかりやすい場所では「シューノ32」と、ラインナップが分かれているなど、安全面がとてもわかりやすいところも高ポイントでした。
そして何より、価格がお財布に優しい!DIY初心者の私がたとえ失敗しても、もう一度やり直しや再注文ができる価格、というのが何よりの安心材料です。
ということで、今回はロイヤルの「シューノ」でパーツを揃えることにしました!
次回は、実際に注文してみたいと思います。
お楽しみに!