前回は、ECサイト選びに苦戦しつつも、素晴らしいサイトに辿り着き、棚柱の注文まで漕ぎ着けました。商品到着後、ついに壁に棚柱を取り付けます!しかしDIY道具が一切家にない著者。家にあるものだけで棚柱が付けられるのか!?

編集部・栗谷川

編集部・栗谷川

読書、映画、料理などインドアな趣味が大好き。夫・娘・猫2匹と東京都内で暮らしています。整理収納アドバイザー。

ついに棚柱が到着!早速取り付け…と思うも「ビス(ネジ)」の注文を忘れていた

注文から数日、無事に棚柱が到着!嬉々として梱包をとき、いざ取り付け!と思うも…あれ?何で取り付ければいいの?というまさかの超凡ミス。

そう、なんとビスの注文を忘れていたのです!

ということで、またもや「YOKSUL(ヨクスル)」にお世話になります。

こちらがYOKSUL(ヨクスル)のビス注文ページ。ここにもたくさんのビスが並んでいます…。棚柱の長さは1820mmと1200mmを取り付ける予定のため、それぞれに合うビスを慎重に注文します。

よし、選べた!と思ったらまたDIY弱者を襲うトラップが!
ビスサイズを選ばないといけないのです。

40mm/50mm/65mm…大差ないと思ってしまいますが、きっと3種類もあるということは慎重に選ぶポイントな気がする…。

ということで、壁構造に詳しいDIY賢者の知人にビス選びについて聞いてみました。

一般家庭用可動棚なら「50mm」を選ぶべし

なんとも親切なDIY賢者、ビスのサイズ選びのコツを図解してくれました。

上の図のコの字部分が可動棚の棚柱の断面図です。
ここを固定して耐荷重をしっかり上げるためには、下地の半分までビスが来ている必要があるとのこと。

大体ビスと棚柱で11mm、壁と石膏ボードで12.5mmと換算し、ビスサイズは50mmあれば大体の取り付け場所でOKらしいのです。

なるほどなるほどなるほど!
特殊な厚い壁などを使っている場合は、60mmを選べばいいというわけなのですね。

ということで、50mmをセレクトし、無事注文。

DIY賢者、ありがとうございます!
これ知らない人、結構いるんじゃないかな〜(私だけか)

ビスは無事到着。色もアイボリーに合わせました

いざ取り付け!水平の前に、垂直を出せるのか?

棚柱は縦に取り付けるもの。
ということは、垂直を出せないと歪んだ棚が完成してしまう、ということはなんとなく私にもわかります。
ということで、即席の垂直割り出しアイテムを作ってみました。

使うのはこれ。糸と錘(おもり)です。
糸をタラーっと延ばし、下に錘用のクリップを挟み、ガムテープで上から貼り付ければ、簡単に垂直が出せます!

特に周りに壁のない中央部分の棚柱の垂直は難しいので、上の窓枠にガムテープでペタリと糸を貼り付け、垂直を出しました。

いざ取り付け。水平器がないからiPhoneで水平を測り続ける

DIY賢者に言われました。
「水平の取り方って知ってる?」

水平器なら見たことあるし、取れると思う〜なんて軽く言ってしまいました。
でも、なぜ水平が必要なのかがわからない…。

このやりとりは一旦忘れて、素人DIYを推し進める私。
不安しかありません。

でも、垂直を出して取り付けるときにすぐ、水平の必要性に気づきました。
棚柱のブラケットを取り付ける穴の位置がずれていると、斜めの棚板がついてしまうのです。
周知の事実ですが、私はこの時初めて水平の必要性に気づいたのです…!遅すぎる。

でも家に水平器はありません。
と思った時、スマホにあるのでは?と思い検索すると、iPhoneの基本アプリの中にありました、「計測」アプリです。

iPhone片手に計測開始

取り付ける際、計測の起点となる「穴」を決め、定規とスマホで水平を見ながら進めます。棚柱の横に長く白いマステを貼り付けて、定規で水平線を引いていきます。

隣の棚柱の目的の穴まで、まっすぐ線が引けました。この位置通りに取り付けができれば、水平になっているはず。
ちなみに穴は無数にあるので、「このビス穴から上2つ分のこの穴」という風に自分にわかりやすい方法取り付けるのがおすすめです。

サポート治具が仕事した!これがないと初心者一人は絶対にキツイ!

水平を取る時、そもそもなぜ棚柱が壁についているのか?とお思いですよね。
前回購入した「サポート治具」を使えば、棚柱が仮止めできるんです。

取り付けのおおよそ位置にトントンとハンマーで細い治具を取り付け。ダブルの棚柱の場合には、写真のような黒いキャップを取り付けます。

その上からクッと棚柱を押し付けると、重い棚柱も一時固定されます。
でも上下には動かせる。これを利用して、隣の棚柱との水平を取りました。

この作業の前に、念のため「下地探しどこ太」で下地の位置を改めて確認しておくとより安全な気がします。
下地探しについては、詳しくこちらでレポートしています。

なんとか無事水平・垂直が出せた!

本格的にビスで固定する前に、改めて計測アプリで垂直も確かめます。
前述の糸と錘の簡易垂直割り出しアイテムは意味なかったのでは?と気が付きますが、スルーして進めます。

ここまで来て、やっとビスで本留めです。
まずはハンマーで軽くビスを差し込んでから、電動ドライバーでガガガーっと打ち込みました。

ちなみにDIY用の電動ドライバーもないわが家…使ったのは「IKEA」の家具組み立て用電動ドライバーです。15年選手ですが、壊れる様子もなくずっと現役のすごいやつ。これでビス留めもいけました!

サポート治具はいつ取り出すのが正解なのか?

一人で行う本企画。少し重量のある棚柱を、水平垂直をキープし片手で支えながら、ビス打ちなんでいう腕は持ち合わせておりません。
ということで、サポート治具を取り付けたまま、ビスを本留め。

結果、このようにサポート治具は棚柱の中に閉じ込められ、残されてしまいました…。この穴には棚板を取り付けない!と決めてしまうことで気持ちを落ち着けます。

それにしても、これはいつ取り外すのが正解だったのでしょうか?
今度DIY賢者に会った際に聞いてみようと思います。

そして前回、必要個数がわからない不安から大量購入したサポート治具の残りがこちら。実際に使用したのは3つのみ。一生分のサポート治具がここにある、という感じ。
購入される方、最小個数で良いと思います!

取り付けたAFTERがこちら

無事に3本の棚柱の取り付けが完了しました!
曲がって見える!?まっすぐ!?
まだ自分が信用できませんが、iPhone上ではまっすぐな棚柱です。

左右はシングルの棚柱、中央はダブルの棚柱です。

棚柱の頂点は鋭利なので、サポートキャップを取り付けます。これで安全な棚柱の完成です!

次回はここに載せる棚板を注文してみます。
水平垂直の真実が明らかになるはず!

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