前回、棚柱とブラケットの取り付けがついに完了!次は棚板の注文…と行きたいところですが、一旦ストップ。可動棚最大のデメリット「全部見える」問題を解決するため、収納ボックス確保に奔走することに。家中を探索した結果、意外な場所で回転絵本棚を購入する展開に!?

編集部・栗谷川

編集部・栗谷川

読書、映画、料理などインドアな趣味が大好き。夫・娘・猫2匹と東京都内で暮らしています。整理収納アドバイザー。

可動棚最大のデメリットは「全部見える」こと

可動棚の棚板を注文!のその前に、一旦立ち止まって「収納」を考えてみることに。
というのも私の性格上、棚をつけたらその日のうちに、絶対にモノを乗せたくなる。そしてそのまま満足して、つけたままある程度使い続けてしまうはず。

可動棚最大のデメリットは、扉がないので全部が丸見えになってしまうこと。扉を開けるというアクションがないメリットの裏返しです。

全部見えるのに、適当にモノを置いてしまう…というその場しのぎの収納を作ってきて、何度後悔したことか!
可動棚の棚板の位置は変えられるけど、全部モノをどかして、棚板を拭き、位置を調整し、またキレイにモノを戻す。正直これは結構面倒なんです。家中可動棚を取り付けている私は、もう間違えない!

ということで今回は、棚板を取り付けた後にモノを収納するための「収納ボックス」を家の中から確保するための番外編。かなり脱線しますが、今回は「回転絵本棚」の使用感レポート回でもあります!

収納ボックスを買いに行くその前に。絶対家に眠っている収納用品

取材でお片付けサポートの現場に同席すると、絶対にどのお宅でも「収納用品が余る」というシーンに遭遇します。
お片付けサポートを頼む方はお片付け意識の高い方が多く、収納用品はたくさんおうちに眠っているのです。
可動棚に載せる収納ボックスは、絶対に家に眠っているはず…!と言う思いで家中をうろうろすると、ありました。収納の集合体。

ここは寝室のベッド横。こどもの絵本スペースです。キャスター付き押入れ収納をここに移動させて使っており、収納内にはカゴなどを入れてなんとか絵本収納をしています。

三歳児に寄り添わない絵本収納の好例

ここはまさに「寄り添わない収納」の代表選手!
寝る前に読み聞かせをするのでベッド横、と言うのだけが強いて言うなら正解で、それ以外は全問不正解の収納です。
まずは下段、大判絵本をカゴに入れて収納していますが、入れすぎてこどもの力で引き出すことはできません。私がズルッと引き出しますが、絵本重量に悲鳴をあげたカゴが下の板に擦れて、カゴがボロボロと枝を出してきます。この部屋に掃除機をかけると、このささくれ枝がたくさん収穫できます。

上の段はヘビーリード系のお気に入り絵本を。
寝かしつけ前の力尽きた私がどんどん上に重ねてしまうため、ご覧の通り。洗い終わった洗濯カゴからそのまま衣類を取り出して着る…に似た感覚のルーティンです。
とにかく絵本が溢れていて汚いし、こどもが他の本が探せないから毎晩同じ絵本を持ってきて「またこれか…」と思いながら読む、の毎日。
三歳児のみならず、誰にも寄り添わないこの収納スタイルを変えたいと思っていたのでした。

そこで、絵本棚を買い替えて、余った収納ボックスを可動棚の方にスライドする、という方法を取ることに。

選んだのは「回転絵本棚」

迷った末に選んだ絵本棚は、回転式の絵本棚です。

5段の大容量で、下の段には図鑑などの大判も収納できるタイプを選びました。
実際に購入したのはこちらの商品。
お値段はざっと1万円。それだけあれば可動棚の収納用品を新しく買えるのでは?とも思わなくはないですが、惜しいのはお金ではなく、不要な収納用品を保管するスペース。使いやすい絵本棚と、収納用品の家庭内転職、と言う道を選びました。

今までは枕の横に置いていた絵本棚ですが、結構背が高いので災害を考えると足元の方が良さそうな感じ。ベッド横足元に設置しました。

回転絵本棚、その収納実力は?

回転絵本棚を探してはレビューを読みまくっていた私。調べても調べても、どのくらい収納してくれるのか…?がいまいちわからない。そもそも家中に何冊の絵本があるのかわからない。
ということで、数えてみました。

他の部屋に一時的に置いていた絵本もかき集め、数えてみると99冊。選んだ商品の5段タイプだと収納100冊想定、とのことなのでピッタリ!絵本の数をカウントするのは面倒ですが、ここで数えることで商品選びの決め手になると思います。

実際に収納した状態がこちら。理想の7割収納です!かなり余裕が生まれました。

下段部には大判の絵本を収納。小学館の「図鑑NEO」シリーズが収納できるサイズ感で作られているそうです。

最上段はこどもの手が届かない高さ。ここには赤ちゃん時代にお世話になったけど、最近はあまり手に触れていない本を集めて。
たまに「懐かしいね〜!」と昔の絵本を出すと喜ぶので、特等席として取っておきました。こんな贅沢な仕分け、今までの絵本棚だったら絶対できませんでした。

横長の絵本は、棚板から少し飛び出ます。360度回転式なので、5cmほど壁から離しておけば大体大丈夫。

5段タイプを選ぶと、9つのスペースが生まれるので(最下段は大判で1スペースのみ)、図書館から借りてきた絵本はこの部屋に、小さめの絵本はこの部屋に…など分けられるのもポイント。
図書館に返却に行って「一冊足りませんね」と言われて家にトンボ帰りする事態も回避できそうです。

収納ボックスも無事救出!

今回のテーマだった、収納ボックスも無事回収!
「無印良品」の使い勝手がよい書類ケースをゲットしました。これ以外にも、他の箇所から集めて可動棚収納を作っていく予定です。

今回は可動棚の取り付けを小休止して「収納」について考え動く回でした。完成前に一度立ち止まったおかげで、家に眠っている収納用品を発掘できて、思わぬ絵本棚購入という寄り道まで!結果的に完成後のイメージがぐっと具体的になりました。家の中の収納用品探し、意外と宝探しみたいで楽しかったです。次回はいよいよ完成に向けて、棚板購入に挑戦します。

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