HOUSTO編集部によるコラム。今週は、ライター・山野井が、外出自粛期間に自宅で見出した幸せについて、お届けします。

ライター・山野井

ライター・山野井

思春期まっただ中の10代男子と、天然な夫との3人家族。鎌倉の小さな家で、インコとワンコと共に暮らしています。趣味は旅と料理、マイペースでフランス語を勉強中。

毎日お花を飾ると決めた外出自粛期間

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
こんなにお金を使わないゴールデンウイークが過去にあったかな、というくらい、わが家は節約生活ができました。毎年、帰省や旅行で浪費し、さらに追い討ちをかけてくる固定資産税と自動車税、自動車保険の引き落とし…。ヒイヒイ言っていたいつもの春が、今年はなんとなく穏やかに過ぎていきます。収入は減ったものの、使いどころもなければ、なんとかなるんだなあ。

外出自粛の毎日。人間、どんな暮らしにも慣れていくもので…。

このところ、毎朝の楽しみは、小さな植物たちのお世話です。私はグリーンが好きなのですが、育てるのが下手なので、手入れの楽な観葉植物をたくさんもっています。最近は、そこに加えて、お花を飾るようになりました。「少しでもいいから、お花を絶やさない暮らしをしてみよう」と決めたのです。

とはいえ、フラワーアレンジメントを学んだわけでもなく、はっきり言って自己流のめちゃくちゃ。まあ、自分が楽しければ、それでいいのです。

大体月曜日にぶらぶら散歩がてら(暑いけどマスクをして…トホホ)、近所のお花屋さんで少しお花を買ってきます。はじめはブーケにして花瓶に飾り、週末になるにしたがって、劣化した部分を取り除いて少しずつ小分けにしていきます。

終わりかけのお花は、茎を短く切ってガラス鉢に浮かべるのが好きです。

ハラハラと落ちてしまいそうな花弁も、水に浮かべると生き生きして見えます。

家中の各所に小さなお花がある喜び

小さな花瓶やカップを使い、花とグリーンを小分けにして、家のいろんな場所にちょこちょこ置いています。毎朝お水を変えるときに、ついでにその周囲を磨いてみたりして。いつもより掃除もはかどることがわかりました。

もういよいよお花もダメになるかな、と思ったら、ひとまとめにして吊るし、ドライフラワーにすることもあります。

玄関前の手洗いスペースに、ちょっとお花を。アイビーは庭から摘んできました。

グリーン、ドライフラワーと雑貨たちを吊るしています。色のきれいなお花は、ドライになってもいい味が出ます。

ストレスが溜まりがちな毎日、植物で癒される

紫蘇やバジル、豆苗など、ハーブや野菜もまとめて器に入れてみると、かわいいなあと思います。パクチーなどの強いハーブも花が咲くまで放置して、添え花として使うとかわいいですよね。

もうすぐ、庭のバラが咲きます。
剪定ついでに、家中をバラの花で飾れる、一年に一度だけのお楽しみ。
硬い蕾を毎日眺めながら、今か今かと開花を待つ毎日。

植物があれば、自粛生活も悪くないなあ、と思うようになった今日この頃…。
家事、仕事、子育てをハイスピードでこなしていた平常に、ちゃんと戻れるかどうか心配です。

2度目に収穫した豆苗。今朝、根の部分はゴミに出し、器に飾りました。今夜、肉巻きにしていただきます。