今週は、ライターの増渕が東京・多摩川を道草した時に感じたことたちをお届けします。

ライター・増渕

ライター・増渕

旅行・ドラマ・映画・絵本・ネコ・クジラ・カマキリなど生き物が大好き。都内で 2 匹のネコ たちと同居中。整理収納アドバイザー。

今年は、世界中移動が制限される夏。海やプールで涼を感じることは難しいので、遠出せずに夏を楽しんでみたい。そこで、日の出とともに近くの多摩川へ行ってみました。朝露をまとった葉っぱたちがキラキラ輝いて、空気も澄み切っていて、早起きして良かったなぁ…。じわじわと姿を見せる真夏の太陽。さわやかな朝陽が広がるこの風景も、写真におさめるとちょっと夕日のようにも見えますね(これは朝焼けです!)。
今回は、川辺に転がる可愛い石ころを主役に、夏休みの自由研究みたいな作品に挑戦します。

東京にもある、小さくて可愛い自然

川岸の小路を歩くたびにぴょんぴょんと元気よく跳ねるバッタ。草むらからは虫たちの大コーラスが聴こえてきます。よく見たら、とっても愛らしい小さな野の花も咲いている。東京に居ながら、自然と触れ合える場所が身近にあるって、ちょっと得した気分です。おひたしや天ぷらにして食べるとおいしい野草もあるみたいだし、川辺の楽しみ方ってまだまだ未知数です。

川辺でチャプチャプ、夏気分を満喫♪

本格的な川遊びはできなくとも、手や足を水に浸けることくらいは大人だってできる。徐々に気温が上がって汗ばむようになってくると、水遊びって本当に気持ちいい。手足だけ浸かるだけでも、すっかり夏を楽しんだこの満足感…。汗だくで石を探している私に、釣り人から「何拾ってんの~?」と聞かれ、「あ、石です…。」と答えると、釣り人は「?」の表情(笑)。夏の時期は鮎が釣れるそうで、早朝にもかかわらず、数人の釣り人たちが熱心に川に向かっていました。

楽しいストーンペインティング

子どもの頃から、色んな形や色の小石を拾うのは好きだったけれど、あの頃、空き缶に大切にしまっておいたはずの小石たちは、もはや行方不明…。さて、何十年ぶりに拾ってきた小石たちを、夏をイメージした太陽の形に並べて記念撮影しました!家で過ごす時間がたっぷりある今こそ、手づくりアートに挑戦するのも楽しいですね。さっそく、小石たちにアクリル絵の具を塗ってみました。

アクリル絵具と水性ニスを塗って、つるんとカラフルになった石たちに油性ペンで顔を描くと、ポップな3兄弟が誕生しました。石の大きさや形によって、箸置きにしたり、ペーパーウェイトにしたり、いろんな雑貨に生まれ変わりそう。でも、一番わくわくするのは、「何をつくろうかな?」と想像を膨らませながら、夢中で石を拾っているときかも知れな、と感じた日でした。