HOUSTO編集部によるコラム。今週は編集部 栗谷川が、自宅の薬収納を見直し、をスッキリさせるまでをレポートします。
こんにちは。編集部の栗谷川です。
前回のコラムでは、わが家の魔窟「洗面台下収納」「コスメ収納」の見直しの様子を赤裸々レポートしました。
でも、わが家にはもっともっと上をいく魔窟が実はまだまだ……!
過去の記事でもご紹介している通り、収納を見直すには、頑張りすぎないために場所を細かな単位で片付け場所を設定して始めるのがポイント。
ということで、今回は小さなスペースである「薬収納」を見直してみようと思います。
「惜しい収納」なんて言っていますが、わが家の薬収納は惜しくもなんともない無法地帯収納……。
今回はここをHOUSTOで学んだ収納の技を駆使しながら見直してみようと思います。
健康意識の高まりに合わせて、薬コーナーを数年ぶりに見直します!
リビングのテレビボードの一番左端がわが家の薬コーナー。左側にはすぐにキッチンがあるので水場とも近く、この場所を薬置き場に設定しました。
オープンすると、ごめんなさい、早速無法地帯です。
扉付き収納のワナですよね。閉じているとキレイに見えるし!と思って、ぐちゃぐちゃしているな〜と感じながらも毎度そっと閉じる日々……。
グレーのビニール袋は病院から処方された薬がごっそり。その奥の白いファイルボックスに基本的には市販薬を収納し、溢れたものが手前に散らばっている状態です。
全体量としてはこのくらいです。何が何だか……持っている薬の把握すらできていないことが分かります。
いつもの手順。まずは薬をすべて並べて全体量の把握を!
袋からすべて出して並べた状態がこちら。
俯瞰して見てみると、絆創膏の箱が3箱、胃腸薬が2種類、鼻づまりの薬が2種類、ビタミンBが2種類、鎮痛剤が2種類……。とにかくアイテムの被りがすごい!
その割には風邪薬が一つもないのです。
持ち物の把握ができていないことが、やはりこうして現れるのですね……。
不要な薬は排除して、使う薬はまとめていく作業を開始!
絆創膏は外出先で靴擦れをした時に買ってしまうこともあり、なんと3箱もダブり。どの箱からも中途半端に使っているので、箱自体がデッドスペース化しているんですよね。
ということで、箱は捨ててしまうことに。
つながっている絆創膏はすべてピリピリと1枚ずつに分けて使いやすくして収納することにします。さらに外出先で購入しなくてすむように、ポーチにも数枚忍ばせました。収納ついでにレディのたしなみをゲットです。
まだ使っていない包帯も、パッケージを捨てて本体だけ残すことに。使い方が難しくない医療品は、パッケージを取っておくこともないですよね。
この機会に、使用期限も確認。未開封の「熱さまシート」の使用期限は今年の11月……。数回熱を出しても使い切る自信がありません。
わが家は夫婦2人だけなので、小さいこどもがいる近くの友人に必要かどうか、聞いてみようかな?などと考えながら作業を進めます。
太田胃散にキャベジンなど、数種類あった用途が近い薬は、「IKEA」の0.4Lの保存袋にまとめ、こちらも箱は捨てることに。説明書は捨てずに薬と一緒に収納しています。
胃腸薬、鼻づまり、整腸剤に鎮痛剤。複数あった薬は4袋にまとめました。
こうしてみると、ほとんどが箱の面積だったのでは!?と思うほどにスッキリ省スペースに!
薬収納の難所といえば、病院処方の薬たち。いつか使うかも……と思って保存してしまうのですが、病院処方の薬には使用期限が書かれていないものがほとんど。
使い方が書かれた処方箋は保存しているものの、使用期限がわからないと怖くて飲めないですよね。
また同じ症状が出たら改めて処方してもらうことに決めて、今回は手放すことに。
そして感じたのが、お薬手帳の重要性です。私はお薬手帳を持っていないのですが、ここに手帳があればこれらの薬の期限なども管理できると思うと、必要な薬にすぐアクセスできるツールとしてとても便利ですよね。
次回から発行してもらうことを固く決意した次第です。
対してこちらは、処方薬の中でも残したもの。中身は風邪薬です。
なぜこれを残してかというと、わが家には風邪薬が一切ないことが今回判明したためです……。
胃腸薬など他の薬は被って持っているのに、重要な風邪薬がないとはどういうことでしょうか。
もはや自分にもわかりません(笑)
緊急時を考えて、この分だけ持っておくことに。処方袋がかさばるので、飲み方部分だけ切り取って保存袋に収納することに。
薬の使用頻度や用途に合わせて、収納ボックスを選定してスッキリ!
不要分が判明し、ここからやっと収納の開始です!
今回使うのはこちらのボックス。手前と右奥のものはもともと薬コーナーにあったものを再利用。左奥の「無印良品」のメイクボックスは家の中で余っていたものです。
まずは、背が高い湿布やシート類、包帯など内服ではない医療品をファイルボックスにまとめて収納。
使用頻度の高い絆創膏や、今の時期に毎日使用する体温計、虫刺され薬などを背低くて細かなものは小さなボックスに収納。
もう絆創膏は使い切るまで買わないぞ!
最後に、保存袋に小分けにした市販薬を「無印良品」のメイクボックスに収納。薬の箱がなくなるだけでこんなにスッキリです。
どの箱にも余裕がある、理想の8割収納の完成です!
手前の処方薬袋は夫が毎日使う薬。片付けが苦手な夫は箱に入れると探せなくなってしまうため、「薬どこー?」攻撃を避けるべく、あえてボックスに入れずに手が届きやすいところに収納します。
もともとの場所にもぴったりスッキリ収まりました!
上からの図がこちら。取り出しやすさも問題なさそうです。
今回整理して感じたのは、「持っているだろうな〜」と思っている薬は実は持っておらず、「なさそうだから買っておくか〜」と買った薬は実は既に持っていることが多い……という、本当に初歩の初歩の事実です。
これはストック収納全般に言えることですよね。
「持っておくべき」を補充するためにも、薬をはじめとしたストック収納の定期見直しはやはり必要、と痛感です。
これでわが家の魔窟はまた一つ、平和になりました。
短時間で達成感も得られる小単位収納見直し、皆さんも試してみてくださいね!