変化のない見慣れた部屋で過ごす日々を、もの足りないと感じたことはありませんか? 暮らしのシーンを彩ってくれるお気に入りの植物に出合ったら、そんな印象はガラリ、変わるかも。特別なことは必要ありません。毎日ちょっとずつ表情を変えながら成長していくグリーンとともに暮らすヒントをご紹介。もっと快適な毎日を送ってみませんか?

HOUSTO 編集部

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※上の写真はベンケイソウ科 クラッスラ属 「花月」

科名:ベンケイソウ科 ※その他種類多数
属名:クラッスラ属 ※その他種類多数
原産地:クラッスラ属は、確認されているだけでも500種ほどあるといわれており、南アフリカの原産種が多いですがその他のエリアにも分布します。

多肉植物とは、植物の根、茎、葉が厚く多肉質になった植物のこと。雨の少ない乾燥した地域や水分を得にくい環境を自生地とするものが多く、多肉化した部分に水分を蓄えて生きており、耐乾燥性を持っています。多肉植物と呼ばれるものは1万種以上の種類があるといわれ、その姿はぷくぷくとして個性的。

多肉植物の栽培で重要なのは、置き場所。雨のかからない軒下やベランダ等で栽培することができますが、日光を好むので、明るく風通しの良い場所で元気に育てます。

土が中まで乾いたら、水をたっぷり与えてください。水が下から抜けるまであげることを目安に。夏と冬は水やりを減らし、とくに夏の高温多湿が苦手なので、気温や湿度の変化に応じてほとんど水は与えないようにします。寒さに強く、冬の屋外でも越冬できるセダム、エケベリアのような種類もありますが、大半は0℃以下になると細胞が凍りますので、屋内の日当りの良い環境で育てるのがベストです。

表情豊かなたくさんの種類がそろう多肉植物は、性質が似ているものを集めて寄せ植えするなど、楽しみ方もさまざま。自分好みに出合ったら、アレンジを工夫してたっぷり愛情を注いであげましょう。

グリーンのプロ「TRANSHIP」に学ぶ!

葉挿し

多肉植物の魅力のひとつは「葉挿し」で株を殖やせること。100%とはいえませんが、手が触れたときなどにポロっと取れてしまった葉から新しい子どもを増やすことができます。

多肉植物

まず、バットや平皿などに乾いた土を敷き、その上に落ちてしまった葉を仰向けの状態で並べます。この際、水は与えないように。乾いた土の上に置いておくだけで、数日すると葉から新しい根が出てきます。場合によっては根ではなく、葉がでてくることもありますが心配いりません。

多肉植物

そして、根あるいは葉が出てきたら水を与えましょう。根が外に出てきてしまった場合は、根の箇所に軽く土をかけて埋めてあげます。その後、しばらく様子をみて新しい株が大きくなってきたら好みの器に植え変えて成長を楽しむことができますよ。

TRANSHIP

エントランスから足を踏み入れると、大小さまざまなグリーンがヨーロッパのアンティークインテリアや小物に調和するように並ぶ「TRANSHIP」。広い店内には、一人暮らしの部屋に合う小さなエアプランツや、多肉植物、インテリアの一部として存在感を放つ大きめのグリーンまで、サイズや種類が多数そろいます。落ち着いたやさしい空間は、都会の喧騒を忘れ快適にグリーン選びをたのしみたい人に訪れてほしい場所です。

  • 所在地東京都品川区小山3−11−2 1F
  • 営業時間11:00〜19:00
  • 定休日水曜日・年末年始
  • アクセス東京メトロ「武蔵小山」駅東口出口より徒歩5分
  • TEL03-6421-6055
  • URLhttp://www.tranship.jp