変化のない見慣れた部屋で過ごす日々を、もの足りないと感じたことはありませんか? 暮らしのシーンを彩ってくれるお気に入りの植物に出合ったら、そんな印象はガラリ、変わるかも。特別なことは必要ありません。毎日ちょっとずつ表情を変えながら成長していくグリーンとともに暮らすヒントをご紹介。もっと快適な毎日を送ってみませんか?
科名:コショウ科
原産地:主に熱帯アメリカ
「ペペロミア」という名前を聞いて、思い浮かぶのはどんな姿でしょうか? ペペロミアは主に熱帯、亜熱帯地域に生息する植物で約1000種が分布するといわれており、種類によって葉の色や模様、カタチ、育ち方など、さまざま。個性的な姿で根強い人気があります。
写真は「ペペロミア・カペラータ」と呼ばれる種類。多肉質でちりめん状の葉にピンク色の斑が入っているのが印象的。
手入れ方法はベーシックで、一般的に育てやすいといわれる植物です。強い日射しに当てると葉焼けをおこします。葉焼けすると焼けた部分が黒く変色したり、葉がくるんと丸まって枯れてしまったりするので注意しましょう。柔らかい日射しを好むペペロミアは、直射日光を避けた明るい日陰を基本の置き場とするのが最適。春と秋は窓際でレースのカーテン越しの日光に当てて育て、夏は直射日光の当たらない明るい日陰で育てましょう。極端な日陰に置いていると、茎が間延びして弱々しくツヤのない葉になっていきます。
また、屋外に出して育てる場合は、夜間の気温が10℃を切る頃を目安に室内に取り込みます。冬越しの温度は8℃以上が目安ですが、やや乾かし気味にすると5℃くらいまでは耐えることが可能。
葉が分厚くしっかりと水分を貯えられるので乾燥には比較的強い植物です。ほとんど手間はかかりませんが、水をやりすぎないように気をつけて育てましょう。
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特性の似た植物を組み合わせで楽しむ
種類が豊富にそろうペペロミアは、バリエーションが楽しめる植物です。「ペペロミア・カペラータ」のように葉が多肉質のかわいいタイプや卵型の葉に縦縞の模様が美しいタイプ、葉のつき方が互生、対生、輪生、草姿も上にのびるもの、ロゼット状に広がるもの、細長い茎で垂れ下がるもの…と実に多種多様。
そんなペペロミアですが、育て方のベースは変わらないのでその特性を活かして、見た目の異なる数種類を組み合わせて寄せ植えすることができます。
1鉢1鉢はサイズや値段も手頃なものから手に入るので、好みの表情のものを集めていくと楽しみがひろがるはずです。
TRANSHIP
エントランスから足を踏み入れると、大小さまざまなグリーンがヨーロッパのアンティークインテリアや小物に調和するように並ぶ「TRANSHIP」。広い店内には、一人暮らしの部屋に合う小さなエアプランツや、多肉植物、インテリアの一部として存在感を放つ大きめのグリーンまで、サイズや種類が多数そろいます。落ち着いたやさしい空間は、都会の喧騒を忘れ快適にグリーン選びをたのしみたい人に訪れてほしい場所です。
- 所在地東京都品川区小山3−11−2 1F
- 営業時間11:00〜19:00
- 定休日水曜日・年末年始
- アクセス東京メトロ「武蔵小山」駅東口出口より徒歩5分
- TEL03-6421-6055
- URLhttp://www.tranship.jp