4月も半ばを過ぎ、気温も上がってきて過ごしやすい気候になってきましたね。 春の新生活スタートに合わせて、家具や雑貨、収納アイテムなどのインテリア製品を購入された方も多いかと思います。
そこで今回は、これまでに自分が購入したもので、普段使用しているおすすめの収納アイテムをいくつかご紹介したいと思います!

川合 将人

川合 将人

雑誌や広告、住宅メーカーのモデルルームなどで活躍中のインテリアスタイリスト。近年はコンサルティングや空間演出等も展開。

http://kawaimasato.com/

D03_20_img01

今回ピックアップしたのは5つのアイテム。家から車で運び、事務所に集めて置いてみたのがこの写真ですが、かなり地味な印象。。。 色はシルバーと黒に限られています。このあたりは自分の趣向が色濃く反映されているのだと思いますが、結局シンプルなデザイン のものが好きなようです。。。ではでは、ひとつずつご紹介していきますね!

“遊び心”を感じる、マガジンホルダー

D03_20_img02 D03_20_img03

まずはこちら、伸縮自在でコンパクトにたたむことができるマガジンホルダー、《コレーター》です。

冒頭の写真で一番上に置いてあるものですが、アルミ製の本体が折りたためる機構となっていて、雑誌や書籍などを収納できるスリットの間隔を手動で自在に調節できるようになっています。

アコーディオンのように伸び縮みするのが面白く、意味もなく手に持って遊んでしまうこともしばしばですが、床やテーブル、棚の上などに置いて使えるほか、木ネジやフックに引っ掛ければ縦の状態にして壁付けで使用することもできます。

家具のほか、郵便受けやバーベキュー用品など、様々な製品のデザインを手掛けるドイツのデザインスタジオ、<ラーディウス デザイン>の代表作のひとつです。

《コレーター》は、最近に千駄ヶ谷にオープンしたロンドンの雑貨店、<レイバー・アンド・ウエイト>の店舗などで取り扱いをしていますので、 是非、行ってみてください!

ありそうでなかった、玄人好みの小物収納ケース

D03_20_img04

続いては、デスクトップのステーショナリーや小物の収納に活用している、映画用フイルムの保存缶です。

材質は亜鉛めっきを施した鋼鈑で、35mmや16mmなど、映画のフイルムのサイズに合わせて、丸型、四角型など、いくつかの種類と大きさが揃います。 製造は神奈川県南足柄市にある、足柄製作所という会社によるものですが、まだ国産できちんとこのようなフイルム缶を作っているところがあることにも驚きました。しかし、なによりも開けやすく閉めやすい蓋の構造が素晴らしいです。

プレス加工によって微妙な凹凸が施されているのですが、開けるときの指のかかり具合など、本当によく作られているなあと感心してしまいます。

家ではステーショナリーやUSBメモリなどのPCまわりの道具類など、デスクトップの細々したものを収納するために使用していて、時には蓋のみをクリップや付箋を入れるトレイのように活用したりもします。

以前に表参道のファウンドムジさんで取り扱いをしている時に見つけて購入しましたが、Amazonなどでも購入できるようです。

資料整理に使える! 取っ手のついたワイヤーケース

では次です。オフィス家具などを製造するスイスのメーカー、<ウォグ>社のワイヤーケースです。

D03_20_img05

これは、昔に働いていたインテリアショップで取り扱いをしていた製品なのですが、ほかに日本で売っているところを見たことがありません。

ワイヤーを成形して、取っ手のついたアタッシェケースのような形状に作られています。実際には内部に赤、青、黄の3色のビニールケースが 付属品としてセットされていて、中に入れる資料の仕分けができるようになっていましたが、ビニールケースをすべて紛失。。。

しかし使い勝手は抜群なのです。複数を所有していますが、それぞれ仕事のプロジェクトごとに中身を分けて収納し、シェルフに並べて置いています。

中身が一目瞭然なのと、取っ手が付いているので取り出しや持ち運びもしやすく、素材のサンプルやカタログ、資料などをまとめて収納するのに便利なのです。

現在、購入できる場所がないのですが、自分でももっと欲しいので、どなたか売っているところをご存知の方がいたら教えて頂きたいです!

サイズ違いで揃えたい、丈夫でユーティリティな筒型のポット

さて、引き続きましては様々な用途に使えるマルチな存在、車や飛行機のタイヤをリサイクルして作られた筒型のポットです。

D03_20_img06

家では全部で3つ、サイズ違いで使用していますが、ひとつは植物を入れる鉢カバーとして。あとの2つは大型の木製収納ボックスの中に入れて、内容物を小分けするために利用しています。

古いタイヤをリサイクルして作られていて、本体がラバー製なので、もちろん濡れても大丈夫。ベランダやお庭において、ガーデングッズや道具類をまとめて収納するのにも最適です。

そして、すべてが職人によるハンドメイドで作られていて、黒いラバーを縫い上げた白いステッチの表情も愛嬌があってよい雰囲気です。

この製品は、青山と恵比寿に店舗がある、<ザ テイストメイカーズ & コー>さんで取り扱いをしていますので、是非お店に行ってみてください。

ヴィンテージのアップルクレートなど、収納アイテムがいっぱい揃っているお店ですよ!

納得のデザインと機能性。<コルボ>のワイヤー製のバスケット

最後を締めくくるのは、さらにマルチに活躍してくれるスウェーデンのメーカー、<コルボ>のワイヤーバスケットです。

D03_20_img07

説明不要な定番アイテム、<コルボ>のワイヤー製のバスケットですが、家では普通に洗濯カゴとして利用しています。

ステンレス鋼のワイヤーを職人が編み込んで作っているもので、錆びにくく、屋外に出しっぱなしにしていても全く問題なしです。

ガーデン用品にランドリー用品、そして子供の玩具類や衣類、ブランケット、ストール、さらにはジャガイモやニンジンなどの野菜などなど、とにかく何でも収納できる許容範囲の広さが魅力です。

時代に左右されないシンプルなデザインに加え、抜群の耐久性を持っているバスケットは、まさに一生ものというのに相応しいアイテム。

ザ・コンランショップやカッシーナ・イクスシーのほか、様々なセレクトショップで販売されていますよ。

以上、おすすめの収納アイテム5点をご紹介させて頂きました!

なにかひとつでも、気に入ってもらえる製品があったら嬉しいです。

では、また!