こんにちは! ゴールデンウィークも間近、すでに連休のスケジュールもばっちりお決まりの方も多いと思います。屋外での時間が快適に感じられるこの季節は、おうちのベランダやお庭で過ごすのもとても心地よいですよね。 ということで今回は仕事の合間に見つけた、ベランダやテラス、お庭で使用できる、おすすめの家具などを集めてみました。デザイナーズものから、トレンドのミリタリー系に、鮮やかなテキスタイルなどなど、幅広くピックアップしてご紹介します!

川合 将人

川合 将人

雑誌や広告、住宅メーカーのモデルルームなどで活躍中のインテリアスタイリスト。近年はコンサルティングや空間演出等も展開。

http://kawaimasato.com/

PVCのコードを巻きつけた、フィット感抜群のラウンジチェア

Photo:Yosuke Owashi

Photo:Yosuke Owashi

まず最初は、ビビッドなカラーが印象的なラウンジチェア、《アカプルコチェア》になります。

こちらは1960年代からメキシコのリゾート地などで使用されていたアウトドア用のチェアを、日本のインテリアショップ、<メトロクス>さんがリ・デザインしたものになります。製造はメキシコのクラフトマンによるもので、 スチールロッド製のフレームに、PVCのコードをひとつずつ巻き付けて作られています。

背もたれと座面を兼ねるPVCコードは弾力があり、腰をおろすと身体にフィットし、ゆったり寛ぐことができます。

同シリーズとして、ロッキングチェアやサイドテーブルなども揃いますので、ご興味のある方は是非とも<メトロクス>さんの店舗へ。

それぞれカラー展開も豊富ですので、インテリアに合わせて家族みなさんで楽しく選んで頂きたいですね。

カジュアル過ぎない上品さはさすが! オールプラスチック素材のチェア

お次はこちら、引き続きカラー展開の豊富なチェアのご紹介です。<ヴィトラ>社のチェア、《オールプラスチックチェア》になります。

クラシカルな木製チェアの形状を、その名の通り、本体すべてをプラスチック素材に置き換えてデザインされたチェアです。
デザイナーは無印良品やマルニ木工の仕事でも知られる、英国出身のジャスパー・モリソンになります。

この写真はちょうど日本に商品が届いた時に、<ヴィトラ ジャパン>さんの事務所で撮影したものです。
耐久・耐侯性の高いプラスチック素材で作られているので、屋外に出しっぱなしにしていてもOK。 屋外用のダイニングテーブルと組み合わせて置けば、天気の良い日は外でランチやディナーを楽しむなんてこともできます。
そして、フレームと背座シートが同色系の異なる2つのカラーで構成されていて、椅子の表情に奥行きを与えているのも特徴です。
このあたりは、デザイナーのセンスというか、よく考えられている部分ですね。比較的安価な価格帯のチェアなのですが、 カジュアル過ぎない上品さを演出してくれる、うまいバランスに仕上がっているチェアだと思います。

現在は、ザ・コンランショップや、リビング・モティーフなどのショップに並んでいますよ!

持ち運びできるコンパクトさが嬉しい、チェアとサイドテーブル

では今度はまたガラッと雰囲気の違うアイテムを。
イギリス軍が使用していた折りたたみチェアと、取っ手の付いた<ヘイ>のサイドテーブルになります。

近年はソファやチェアの生地などでの使用が目立っている、カーキ系のグリーンの色味が目を引くチェア。
アルミ製のフレームもグリーンに彩色されていて、アームの部分はウッドそのままのナチュラルな表情が生かされています。

イギリス軍の払下品のものを、<P.F.S. PARTS CENTER>さんがクリーンアップして販売をしているもので、 ひとつずつ状態や色も異なるので、気になる人は実物を店頭でしっかりご確認ください。
とても軽量なので畳んでコンパクトにすれば持ち運びも簡単。車に積んでキャンプなどに持って行くのにも便利なチェアですね。
一緒に組み合わせて置いているのは、デンマークのブランド<ヘイ>の取っ手の付いたサイドテーブルです。
普段はソファやラウンジチェアの横に置いて室内で使いながら、天気の良い日にはベランダなどに持ち出してドリンクや軽食を置くサイドテーブルにできるという、非常に便利なアイテム。
コンパクトで場所も取らず、デザインもシンプルなのでスタイルを問わず色々なシーンで活躍してくれると思います。

屋外でも活用できるカーテンは、鮮やかながら優雅な佇まい

では最後、ちょっと趣向を変えてアウトドア仕様のテキスタイルをご紹介いたします。

写真右、鮮やかなターコイズカラーのカーテンは、イギリスの<デザイナーズギルド>の生地になります。

紫外線などの影響を受けても退色がしにくい素材で、屋外用のチェアやソファなどのシートの張り地としても使用できる、アウトドアシリーズの素材となっています。

じつは現在、これからの季節に最適な、まさに屋外使用可能なアウトドアファニチャーや、気軽にベランダなどに持って行ける、折りたたみ式のチェアやテーブルなどをメインに集めた展示イベントのスタイリングを担当していまして、この写真はそちらを撮影したものなのです。

リビングデザインセンターOZONEの3F、ウェルカムプラザというエリアで開催中の「Having Fun ?!」というイベントになりますので、是非とも皆さん、会場へ!
会期は長く、6月6日まで。デンマークの屋外家具メーカー、<スカーガーデン>をはじめ、ザ・コンランショップさんのオリジナルのチーク材を使った屋外家具なども揃っていますよ。
特に各ゾーンで使用している<デザイナーズギルド>のアウトドア生地は、国内ではあまり触れられる機会もありませんので、この機会にチェックして素敵なエクステリア作りのためのヒントにして頂きたいです!

では、また!