第5回目は、インスタグラマーのMisuzu Jochiさんにお話を伺いました。住みはじめて27年経ち、古い印象のキッチンをガラッとおしゃれにセルフリノベーション。もともと使っていた食器棚やシンク下収納を処分せずに生かしたというMisuzu Jochiさんに、実際にかかった時間やリメイク術を教えてもらいました。
持ち家だからこそ、ずっとお気に入りのおウチにしたい!
築年数に伴い、どんどん古くなっていくおウチ。それでもまだまだローンを払い続けなければいけないという切ない現実に向き合い、これからも「イケてる部屋」で気分よく生活したいと思ったのが、リノベを考えるきっかけでした。
自分のペースで自由に進めたいからセルフリノベを選択
自分の理想やイメージを自分の手でカタチにしたいという思いから、セルフリノベを選びました。工務店や専門業者へ依頼すると、予算も相まって選択肢がしぼられてしまったり、期限内に選択しなくてはいけなかったり、その過程で妥協を産んでしまいそうな気がして、マイペースに進められる方法をとることに。
イメージを膨らませながら、コツコツ進めて5年目!
少しずつコツコツ進めていたので、キッチンが現在の状態になるまで5年ほどかかっています。仕事ではないので、最初に全部決めて一気に取り掛かることはしていません。一箇所終わると、今度はここをこうしようとイメージが沸いてくるので、この先もまた気が変わったら変える可能性もあります!
完成のイメージはありませんでしたが、まず古い食器棚の扉を新しくつくり、コンロ周りの耐火タイルを黒いタイルシールに貼り替えました。そうしてみると、100均のリメイクシートを貼っただけのシンク下の扉が気になるから、リアルな木製扉に変えよう!という風に、狭い箇所からイメージを膨らませながら進めていきました。
古いデザインの棚を処分せずに、おしゃれにするDIY術
大きくて丸みのある古いタイプの食器棚がある限り、インテリアにこだわるのは難しいと感じたので、処分することも考えました。でも、大型家具を処分するにもそこそこの費用がかかるこの時代。ひとまず扉だけを変えてみたらどうだろう?と、挑戦してみたら大正解!ローコストで済むうえに、一気に理想に近づくことができました。
リノベ作業に苦労する分、気分良くキッチンに立てるように
どの作業も楽しく取り組みましたが、すべて1人で行っているので、重くて大きい棚の水平を取りながら取りつける作業は、本当にいつも苦労しています。
そんな苦労のおかげか、統一感が生まれることで気分よくキッチンに立てるようになったり、床をクッションフロアに変えることで掃除が楽になったり、良いことばかりですが、一方でオープンな棚を取りつけたことで、地震の際の心配が増えたり、当初は気に入っていたコンクリート風壁紙がうるさく感じてきてしまい、再度張り替えたりといった部分もありました。
セルフリノベで活躍した機材は「BLACK&DECKER」の小型インパクトドライバー。重さも程よく、コンパクトで狭い箇所でも使いやすいです。ヘビロテしすぎてもう真っ黒。本当に何かと助かってます。スタンダードな大型タイプも所有していますが、重くて扱うのがちょっと大変なので、小型がおすすめです。
最後に
手作業で自分のイメージが形になると、本当に楽しく嬉しいです。生活の質も自然と上がり、掃除が億劫でなくなったり、単純におウチでの暮らしが楽しいと思えるようになりました。ありがたいことに、家族にとっても「帰ってきたい場所」になってくれているみたいです。セルフリノベと聞くと難しそうですが、やってみると意外と簡単にできるので、興味のある方は、ぜひ思い切って挑戦してみてください。