編集部・佐藤

編集部・佐藤

都内で同居人と猫一匹と暮らしています。とりあえずなんでもやってみる多趣味人間。食べることがいきがい。

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お気に入りの洋服やカバンは、長くたくさん使いたいですよね。でも年月が経てば経つほど、ボタンがとれたり、布がほつれたりしてしまうもの。そのまま使わなくなってしまったけどお気に入りだから捨てられずにいる……なんて人もいるのではないでしょうか。

そこでご提案。これからはじまる秋の夜長に、クローゼットの奥深くで眠るお気に入りのアレやコレを取り出して、セルフリペアをしませんか?また第一線で使えるようにちくちくお直しタイム!

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そんな時間を過ごすためのアイテムに、この高さ約10cmのミニチュア桐箪笥がおすすめ。中にはちいさな裁縫道具が収納されています。おもちゃのような可愛らしい見た目ですが、400年以上の歴史がある加賀毛針の老舗「目細八郎兵衛商店」のものだと聞けば、日常使いにおいては十分すぎるほど。

お花型の針山に針の包み紙、桐箪笥の取っ手も端正な木目も、小さいながら細かなところまでこだわられていて、インテリアとしても上品で魅力的。丁寧につくられたものだからこそ味わえる、引き出しを開けたときのスーッという木と木が擦れる感覚もまたいとおかし。

手縫いは時間がかかる分、愛情が込められますから、それは人にだけでなく、モノにもきっと伝わるはずです。

編集部・佐藤