編集部・佐藤

編集部・佐藤

都内で同居人と猫一匹と暮らしています。とりあえずなんでもやってみる多趣味人間。食べることがいきがい。

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この連載では収納という観点から見つけた多くの伝統工芸品を紹介してきました。長年にわたり、職人が受け継いできた技術が活かされたアイテムはどれも、今も私たちの暮らしに馴染むものばかり。そして何より魅力的なのは丈夫で長く使えるということ。

つい、安価なものや流行に目がいってしまいがちですが、日本で古くから愛されるものを暮らしに取り入れることで、つくりや素材のこだわりを楽しみ、暮らしを楽しむきっかけに繋がるかもしれません。

そんな日本の伝統工芸品のなかから、今回見つけたアイテムは茶筒。

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1851年に創業し、現代まで桜皮細工をつくり続けてきた「藤木伝四郎商店」が伝統の技術を活かした新たな手法で生み出した茶筒。桜皮、さくら、かえでを用い、自然な色だけで3色の組み合わせを完成させています。

買ったときの袋のままのお茶っぱよりも、ひとつ茶筒があれば、お茶を淹れるところから良い気分。だんだん寒くなってきて温かいお茶がおいしい季節の到来にあわせて、茶筒を取り入れてみるのもおすすめです。

編集部・佐藤