栃木県益子。陶芸で有名なこの街には、クラフトショップがたくさんあります。
独創的だったり、一生物だったりする作家ものの陶器で目を肥やしながらも、やっぱり購入に勇気が持てず…。
そういうものは、もっと目を養ってから!と自分に言い聞かせながらの帰り道、益子駅のワゴン販売で出会ったのがこのお皿。
作家さんのお名前も知らないし、釉薬の種類もわからない。
でも、うっすらとブルーの透き通った感じに、どこかうっとりしてしまう。
自宅では食器としてではなく、アクセサリーやお香立てとして楽しみながら、ふと目をやると、あの時の街の光景や駅のざわめきを思い出す。
旅を真空パックしてくれる、まさしく私にとっての『逸品』なのでした。
(編集部O)