こどもとの長い時間、自分のメンタルを健やかに保つことを意識して
整理収納コンサルタントの本多さおりです。
「うちで過ごそう」以前から、家でデスクワークの時間が多く、仕事関係の来客も多かったのですが、4月からその生活は一変しました。
保育園に通っていた4歳と2歳の息子たちは登園自粛でうちで過ごすようになったものの、夫はいつも通り出勤しなければならず、平日は母子で毎日24時間べったり生活になったのです。
彼らの起きている時間もちろん仕事はままならず、日中はただ彼らと過ごすこと、彼らの生活をサポートすることが毎日の仕事に。
そんな生活の中で、もっとも注意すべきはもちろんウイルスに感染しないこと、させないことなのですが、同じくらい大事にしているのは、ずばり自分のメンタルを健やかに保つこと。
こんな不安定な日々の中、家族を守るためにはまず何より「自分のメンタルを守ろう!」をいつも心に掲げています。
そんな私がこの自粛生活の中で取り入れている、健やかなメンタルを保つための7つのおウチ時間活動をご紹介してみたいと思います。
1.常にラジオを流す
これは今に限らず、いつも習慣にしていることです。
朝夕のワンオペ育児時間の支えになっているのが、ラジオから聴こえてくる大人の声と音楽。ラジオは基本的に生オンエアなので、パーソナリティの方と同じ時間を共有している温かみを感じられ、ワンオペ中の孤独感を減らしてくれます。
時に「パプリカ」などが流れると、こどもも楽しそうだったり、「今、この人ウルトラマンって言ったよね?」と会話の種になったりすることも。
私はiPhoneのラジオアプリ「radiko」とBluetooth接続できるスピーカーをつないで聴いています。ラジオは作業中でも手を止めずに聴ける良さがあるので、夕飯の支度時はいつもキッチンの背後にスピーカーを移動して楽しんでいます。
2.長持ちする草花を飾る
外出は最小限にしつつも、たまに地元の花屋さんやスーパーの生花売り場で草花を買うこと、そしてそれを家のあちこちに飾って楽しむのが今何よりの癒しです。
できれば長く楽しみたいので、枝ものや比較的持ちがよさそうな花を選びます。
家事をしながら、こどものおむつをかえながら、ふと目をやった先に植物があると嬉しい気持ちになります。
3.くだらない笑いを楽しむ
知人に借りた「ギャル医者あやっぺ」という漫画や、録画した「アメトーーク」などのテレビ番組といったいわゆる「お笑い」を読んだり見たりする時間は、現実を忘れてただ「くだらなくて笑える」に没頭できる最高の癒し時間です。
4.離れていても人とつながる
仕事でお世話になっている方から借りていた漫画を宅急便でお返しがてら、手紙とお菓子も同封。普段通勤している方にも、リモートワークで在宅していらっしゃる今だから気軽に送りやすいです。
また、自称「ファッションオタク」の友人とのLINEで「ここ(MAKIE Home)のマスク可愛いのよ」と教えてもらい、瞬時にハート射抜かれさっそく購入。
届いたマスクのなんと素晴らしいこと!
その感動を共有すると共に、「教えてくれてありがとう」の気持ちを再びLINEで届けました。今こそ大切な人との手紙やSNSでのやりとりに心が救われます。
5.1日1回子どもと外に出る
動物園にもショッピングモールにも行けなくなり、公園だけが唯一のレジャー。
外の空気を吸う、体を動かす、植物や生き物と触れ合う。
逆にこれさえできればこどもはシンプルには満たされるし、私自身にとってもストレス発散になるものだなと思います。
なるべく人と近接しないことは気を遣いつつも、すれ違った方に「お母さん大変だよねぇ~でもこどもは元気が一番ね!」などと声をかけていただいたりすると、その言葉をガソリンにして1日の後半戦も頑張れたりするのです。
ずっと家にいると頻発する「動画!」「お菓子!」コールも、外へ出ることで減らせるという良い効果も。
そして外で体を動かした後は昼寝してくれるので、つかの間の休息時間も手に入って良いことづくめ。
6.今こそ欲しかったものをネットで買う
実店舗での買い物が難しい今、家にいながら欲しいものを手に入れられるネットショッピングを支えてくださる方々に深く感謝。
けれども今ネットショップをあれこれ徘徊し始めると、余計なものまで求めてしまいそう。だから今は「前から欲しいと思っていたモノ」を手に入れる機会として、私は先日クッションカバー(YARN HOME)を買いました。
ソファに腰掛けるたび嬉しくなります。洗濯するほど生地が優しい風合いになっていくので、これからの変化がとても楽しみ。
7.面ファスナーでおウチのプチ改善
100円ショップで買った「片面テープ付き面ファスナー」で、電源タップまわりのごちゃつきを改善するのにハマっています。
タップを棚や床に着地したままだと、つないだコード類も含めてごちゃっとし、ほこりを集める原因にもなります。そこでこの面ファスナーを利用し、テーブル天板の裏やブックエンドの側面などに固定させてごちゃつきを回避。
家にいる時間が長い今こそ、家中を見回して改善すべきポイントを探り、実際に手を動かしてみると「あ、気持ちいい!」という体験ができてストレス発散になります。
以上が私が実践している、健やかなメンタルを保つためのおウチ時間活動でした。
この先の行方が想像できず不安な日々の中でも、家の中で繰り返す衣食住は淡々と続いていきます。
同じリズムをなぞって心を落ち着かせつつも、ときに何かを変化させて刺激を得ることも忘れずにいたいと思います。
こどもと一緒に家で過ごし続けたあの日々を、いつか懐かしくうっとり思い出す日がきっと来るだろうと想像して、今を大切に過ごしていきたいです。
皆様の心身も、どうか健やかに保たれますように。