石山可奈子

石山可奈子

東京都在住。2013年に病に倒れたことをきっかけに、整理収納アドバイザーの資格取得。現在は、二児の母として子育てをしながら、片付けコンサルサービスだけでなく、自宅セミナーや整理収納アドバイザー同士の交流会の開催など、幅広く活動している。

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皆さんが大切にしたいことはなんですか?

学校の休校・緊急事態宣言となり、家族みんなとおウチで過ごす時間が増えましたね。
明日は我が身かと不安になりそうな毎日の中で、流れるニュースから聞こえてくる内容に不安や恐怖と隣り合わせに生きていることを思い知らされます。

『わたしは何を大切にしていきたいのか』
『生きるために自分はなにが出来るだろうか』
『家族みんなで守っていきたいことってなんなんだろうか』
と、一人ひとりが改めて考えなければいけない時に直面していて、改めて今
『家族みんなが一枚岩となっていかなければいけない』と感じざるを得ません。

『いざというとき』はいつも隣り合わせに潜んでいる

いざ!という時に備える『いざ』は災害時だけではなく、今回のコロナウィルスのような誰もが予想だにしなかったことが突然起こります。
そのためにわたしたちは普段から『備えておく』ことが必要になりますね。

しかし、しっかりとした備えがあったとしても
・家のどこにあるの?
・あるのはわかるけれどどうやって使うの?
…..と、そこに住まう人みんながわかっていなければいざというとき全く役に立つことがなくただ『持っているだけ』という状態に。それでは全く意味を成しませんね。

しかし、災害時だけが『いざ』というわけではありません。
今回のようなウイルスのように突然振りかかる問題や普段の生活にも『いざ』というときがあります。

・自分が入院しなければいけなくなってしまった。ご飯・洗濯などの家事をどうしよう。
・救急車を呼ばないといけない。どうやって呼ぶ?番号は?
・里帰り出産をしなければいけなくなり、旦那さんがやってくれるか心配。
・実家の両親が高齢になり心配が増えた。どこに何をおいてあるのか確認できないと心配。
など、普段の生活でも『これってどうしたらいいの?』という気持ちとわたしたちはいつも隣り合わせに潜んでいます。

家族みんながわかるための『わが家の取説』を作ろう

おウチは『そこに住まう人』が作っていくもの。
わが家では、普段の生活の時もピンチなときにも役に立つ一冊となる
『わが家にとって必要なものが高いものを書いて残しておく』=【わが家の取説・おうちmap】を作っています。

おうちmapは名前の通り『おうちの地図』。
それを見ればおうちのどこになにがあるのかがわかるようにしています。

簡単に『おうちの地図』の作り方をご紹介

①カテゴリーを作る
おうち・防災・こどもの学校・その他など大まかにわけます。

②大まかに分けたものからさらに細かく分けていきます。
・おうち→家の住所、電話番号、家族の携帯
救急車、消防車、掛かり付けの病院、ごみの日、わが家の1日の流れ、洗濯機の使い方、食洗機の使い方、ご飯の炊き方、キッチンやクローゼットなどどこになにがあるかの図など

・防災→ハザードマップ、防災グッズの中身、避難場所、公衆電話のかけ方、相談窓口の電話番号など

・学校→なくしてはいけない書類など

・その他 色んなパスワード、親戚の住所、いただいたもの御返ししたものリストなど。

書いたらみんながわかる場所へ置くことも大切。
全てを一冊に書いてまとめておけば家族みんながシェアすることができます。

都度見直してアップデートしていくことが必要となりますが、たとえ入院することになっても里帰り出産になっても書いて残しておけば安心感へと繋がりますし、遠く離れた両親には母の日や父の日などのプレゼントとしてご実家の取説を作ってあげるのもいいですね。

石山可奈子さんのHPでフォーマットのダウンロードが可能です。
https://ameblo.jp/karmar/entry-12496120071.html

家族が書いた『字』はほっと出来る効果もあると思うのでわたしは手書きで書いていますが、パソコンでかっこよく作っても^^

『書いて残しておく』ただそれだけのことですが、作っておくことで未然に防げることもたくさんあるのではないかと感じます。

あなたの大切にしたいこと、残したいことはなんですか?
改めて自分の中のこころと向き合い、そして家族と話し合いぜひわが家だけの取説を
作ってみてはいかがでしょうか?