真冬に大活躍のコートは、冬をすぎるとクローゼットの幅をとる困り者に。ダウンコート、ノーカラーコート、ムートンコート、フード付きコート、ボアジャケットまで、シワにならず省スペースなたたみ方、しまい方のアイデアを整理収納アドバイザーのすはらひろこ先生に教えてもらいました。

すはら ひろこ

すはら ひろこ

株式会社アビタ・クエスト代表。一級建築士、インテリアコーディネーターの資格を活かした整理収納アドバイスに定評がある。

https://ouchisuteki.com/

ダウンコートのたたみ方

  • ダウンコートのファスナーを首元までしっかり締め、全体を広げる。

  • コートを裏返し、袖とフードを内側に折り込む。

  • 首元から裾に向かって、空気を抜きながらクルクルと巻く。

  • タイツやストッキングを筒型にカットし、丸めたダウンコートを収納すれば、広がることもなく省スペース!タイツやストッキングのリサイクルにも。

ノーカラーコートのたたみ方

  • ノーカラーコートを床に広げ、シワを伸ばす。

  • 収納したい別のコート(一回り小さめがおすすめ)を上に重ね、重ねたコートの腕部分を折り込む。

  • ノーカラーコートの腕部分も折り込み、上に一緒に収納したい衣類(今回はセーター)を丸めたものを置き、芯にする。

  • 芯からはみ出た部分を内側に折り込み、裾部分から首元部分へ向けてクルクルと巻く。厚みと芯を持たせることで、深い折りシワができてしまう素材でも、シワにならずにたためる。

ムートンコートのたたみ方

  • ムートンコートを床に広げ、シワを伸ばす。

  • 裏返して袖部分を内側に折り込み、上に丸めたバスタオルを置き、芯にする。

  • コートの前面が表に来るように、クルクルと巻く。前面を表にすることで、着用時正面にシワが出ることを防ぎます。

ボアジャケットのたたみ方

  • ボアジャケットを床に広げ、シワを伸ばす。

  • 背面を表にし、袖部分をクロスさせる。袖が衣類身幅や丈から出ないようにすると、きれいにたためる。

  • 裾部分を持って2つ折りにする。

  • ボアの毛が他の衣類に付かないよう、目の細かい洗濯ネットなどに入れて収納。

コート類の収納アイデア

収納時は、上から重いものが乗ることがないよう、芯材の入ったフタ付き収納ボックスに、柔らかい衣類(他のコートなど)と収納しましょう。