こんにちは、noboです。最終回は、入居時のままの形で今でも使っている、玄関のシューズクロークと寝室のウォークインクローゼットの収納についてお話しします。

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床面積100平米、こだわりの注文住宅にお住まいのnoboさん。 男性目線の、見せると隠すをうまく使い分けた収納は必見。

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まずシューズクロークは、設計当初、ウォークインのものを考えていました。それは靴のためではなく、趣味であるゴルフやスキー用品を収納するため、スペースを広くとりたかったからです。しかし、様々な理由から玄関の面積が減ってしまい、限られた玄関スペース内で効率よく収納を確保するため、壁面収納にしました。

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かさ張るゴルフとスキー用品は玄関の土間部分に置き、こどもの小さな自転車もここに置いています。趣味で使う、普段は履かない靴も土間上部の棚に収納。

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土間を上がってすぐ、床の上の棚には、普段使いの靴を収納。着物用の草履や靴のお手入れ用品は、ホームセンターと「ニトリ」で購入した木箱にそれぞれ収納しています。ライフスタイルに応じて自由に調節できるように、棚はすべて可動棚にしています。

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シューズクロークの扉は折戸になっていて、開口の広さと閉じたときにフラットですっきりするところが気に入っています。

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次に寝室のウォークインクローゼットについて。ここはアパートに住んでいた頃から使っていた「アイリスオーヤマ」のプラスチックケースを持ち込むこと以外何も考えていなかったため、ハンガーポールと上部の棚以外は何も造りつけていません。夫婦で片側ずつ使っています。衣類収納は引き出しの規格が揃っていると、衣替えのときの衣類の入れ替えがラクで便利ですよ。

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ネクタイは「IKEA」のネクタイハンガーに吊るしています。掛けるところがたくさんあり、TPOや色で分類しています。

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上部の棚の「ニトリ」の黒いボックスには、使用頻度の低い衣類やタオルなどを収納していますが、今後この中身は断捨離しようと考えています。というのも、実はこのウォークインクローゼット、改造計画中で黒いボックスを衣替え収納とし、プラスチックケースを全て撤去。そこに可動棚を設置してショップディスプレイ風のクローゼットにする予定になっています。収納力は今より落ちますが、使っていない衣類を整理すれば、十分な収納になると考えています。

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これまで全5回の連載でお話ししてきたことに共通しているのは、わが家の収納は、必ずしも収納力や使い勝手が優先ではないということです。素敵なおウチで素敵な暮らしがしたいと願い、注文住宅を建て、2年以上暮らして気づいたことは、おウチで使うものすべての、もの選びと収納は切っても切り離せないということ。いくらおしゃれで素敵なものを買い揃えても、収納が整っていないと、ただものが増え、散らかってしまいます。対して、収納を整え、人に見せたくなるような場所にすれば、そこに見合う厳選した、もの選びをするようになり、必要の無いものは買わなくなります。わが家もすべての場所をそうするためには、もう少しやらなければならない場所があるなと感じています。

今回、この連載をすることで自分自身が収納について深く考えることができました。ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。