こんにちは、上田麻希子です。最終回はわが家のウォークインクローゼットを衣類の整理のポイントともにご紹介します!

上田 麻希子

上田 麻希子

整理収納アドバイザーとしても活躍中のママインスタグラマー。 フォロワーは12万人を超え、読者目線の投稿が人気。

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寝室と接している約2.8畳のクローゼットに私の衣類と布団類などを収納しています。この家に住んで13年、クローゼットの壁に汚れや破れがあったので、つい先日、自分で壁をパープルに塗って、模様替えしました。 お気に入りの服が集まっている私の大好きな場所です。

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ウォークインクローゼットの一番奥にはスチールラックを置いています。天井まで無駄なく収納に使うために高さのあるものを選びました。ここにはシーズンオフの寝具や衣類、日用品などを収納。写真中央の白いケースは、折りたたみできる収納ケースで、家族の寝具を入れています。来客用の寝具もありましたが、こどもができてからは友人が宿泊する機会も減ったので、悩みに悩んで全部処分しました。こどもの友だちが泊まりにくることはよくあるので、タオルケットは家族分+2枚確保。いざというときはキャンプ用の寝具もあるので、困ったことはありません。実際にこどもたちが泊まりにきたときは主人がキャンプで使うコットで寝ていたりします(笑)。

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スチールラックの下段にはあまり出し入れしないものをまとめています。DIY用品、家具のパーツ類、バザーに出す予定の雑貨などジャンルに分けて「ニトリ」のインボックスに収納しています。

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クローゼットに入って左側のポール部分には、トップスとボトムスを2段に分けて掛けています。一目でどこに何があるのか分かるので、コーディネートがしやすく、悩む時間も減ってストレスフリーに。ハンガーを揃えてスペースを効率的に使えるようにしていますが、服好きの私の場合、つい増えてしまいがちなので、ハンガーの数を増やさないようにすることで管理しています。いまのところリバウンドはしていません!収納スペースを超えたら見直すことの繰り返しで、好きな服、必要な服だけが残り、すっきりしたワードローブになりますよ。

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ここで、洋服を取捨選択する方法をご紹介。
自分好みの服って決まっていませんか?私は過去同じようなものを何枚も買ってしまい、後悔したことが多々あります……。そこで、おすすめなのは色ごとにまとめて掛けておくこと!似たもの買いの防止や自分の好みの色やデザインが分かりやすくなります。衣類の見直しをするときは、同じ色の同じようなデザインの中から着ているもの、着ていないものを選別しています。

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クローゼットの右側手前の「無印良品」の衣装ケースには下着、インナー類、靴下、パジャマなどを入れています。引き出しと中のもののサイズが合わないとバラバラになったり、取り出しにくくなったりしますよね。「無印良品」でいうと下着や靴下類は高さ18cm、衣類は高さ27cmまたは30cmのタイプがぴったりサイズ。引き出しの中が見やすくなれば、自分の持っている量も把握しやすいです。

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こちらは「無印良品」の衣装ケースの中身です。靴下、ストッキング、タイツ、ガードルは同じケースの中で管理。「セリア」の整理収納仕切りケースを使い、今よく履くものは手前、出番が少ないものは奥に収納しています。夏になったら厚手の靴下やタイツを奥に入れ替えるだけなので衣替えも楽ちんです!

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何年か前までの私は、セールになると冬の防寒インナーをついまとめ買いしていましたが、結局同じものばかりでゴチャゴチャでした。現在は、「ニトリ」のマスつき仕切りケースを使い、これ以上増やさないように気をつけています。見た目が似ているので分かりやすいように、ネックタイプ別にダブルクリップでラベリング。必要なものがすぐ取り出せる仕組みをつくっています。

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お次はこの季節に頭を悩ませる、ニットの収納です。昔はすべて掛ける収納にしていたニット類ですが、重みのあるものが伸びてしまったり、掛け方を工夫しても幅をとってしまったりして頭を悩ませていました。そこで思い切って吊り下げホルダーを導入!選びやすさも問題なく、ニットは素材的にも畳んで管理するのが一番かなと思います。ニット帽や手袋も置けますし、使わないシーズンはホルダーを折り畳んで収納すればコンパクトになるので、重宝しています。

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シーズンオフの衣類や喪服は防虫剤も入れられるチャックつきの衣類カバーに収納。今は夏もののワンピースやカーディガンなどロング丈のものを入れています。ハンガーに掛けたままカバーをするだけなので、時期がきたらハンガーごとはずし、入れ替えて簡単に衣替えすることができます。

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普段よく使うバッグはリビング近くに置いているのですが、リュックや大きめのバッグなどはウォークインクローゼットに「無印良品」のネクタイハンガーを使って掛けています。こちらも衣類同様に見える収納にすることで選びやすくしています!

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クローゼット上部の収納には普段使わないものを置いています。防災グッズ、こどものサイズアウトした洋服類(お下がりとして、すぐにお譲りできるように)、衣類カバー(現在使っていないカバーやケース類)、未使用タオル類、旅行セットなど、ホコリが溜まらないように「無印良品」のファスナーつき収納ケースに入れて収納しています。

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デッドスペースになりがちなスキマ部分も有効活用!「無印良品」のゴミ箱を使い、壁紙の残りや私のゴルフクラブ(今はお休み中)などを置いています。クローゼットのポールも見逃せない収納スペース。「セリア」のアウトドアクリップを挟むだけで、見やすく取りやすいでキャップ収納になりますよ!

全5回にわたり、わが家の収納術をご紹介しました。すべての収納において、今あるものを入れ替えるだけでなく、使うもの(使えるものではありません)、不要なもの、保留したいものを自分自身で見極めていくことが大切です。私は昔から収納が好きでしたが、やみくもに収納用品を買い込み、使っていないもののためにお金をかけて、きれいにしているつもりでした。「整理」をしてこなかった結果、おウチにものが溢れかえり、たくさんの収納用品に囲まれて過ごしていた時期があります。私自身経験して思うことは、「使うもの」のみを選別し、収納していくことがすっきりとした空間の近道ということ!

少しでも参考になれば嬉しいです。ありがとうございました。