こんにちは!整理収納アドバイザーのFujinaoです。第3回は寝室の収納についてお話ししたいと思います。

Fujinao

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整理収納アドバイザー。転勤を繰り返すうち、モノが少ない暮らしの気楽さに気づく。 日々モノと向き合い方を研究、発信している。

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私が寝室で一番気にすることは、倒れてくる家具や頭上に降ってくるモノがないか、ということ。寝室にタンスなどの大きな家具がある場合は、他の部屋へ移動するか、しっかりと固定して倒れないように工夫しましょう。日本は地震が多い国なので、寝ているときの地震に備えて、とにかく安全な寝室をつくることがまず一番大切だと思ってます。

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わが家の寝室にあるのはベッドのみ。照明も落下の危険性を考え、天井埋め込み式のLEDにしています。本好きな夫のために壁には造作の本棚がありますが、扉つきのものをつくってもらったので、地震が起きてもモノが飛んでくるようなこともなく安心です。

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そのほかに置いてある寝具はシングルベッドが2つだけ。まだこどもと寝ているので繋げて寝ています。寝具の洗濯がラクだったり、シーツ類の選択肢が多かったり、大きいサイズのベッドよりも便利なことが多く、あえてシングルサイズにしています。

実際にわが家ではシーツの洗い替えを持たず、朝洗ってその日の夜にセットしているため、カバー、リネン類がシングルサイズだと干す場所に困まることもなく、乾きやすいので助かっています。

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マットレスは95%が空気でできているという「エアリーマットレス」を使っています。軽くて、湿気がたまりにくいうえ、丸ごと水洗いができるので嘔吐やおねしょなど、こどものハプニングがあっても安心。ただ、わが家のように並べて使うと軽い分ズレやすいので「締め蔵くん」というベルトで2つのマットレスを固定して使っています。

このマットレスは薄手の種類もあるので、普段は敷布団と重ねて使い、来客時には分割して使う方法も。これなら来客用敷布団の保管場所に悩まずに済みますね。

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掛け布団についてもわが家は最小限しか持っていません。ダウンパワー高めの暖かい羽毛布団、厚手の毛布、そしてタオルケットで調節しながら一年間を過ごしています。以前は春秋用や夏掛けの布団を持っていましたが、この3枚でこと足りることが分かったので処分しました。

日本は南北に長く地域によってかなり気候差があるため、どこのお宅でもこの3枚がベストチョイスとは言えませんが、兼用できるものは兼用し、季節外の寝具は持たないようにすることで収納スペースも有効活用できますよ。

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普段は使わない来客用の季節布団については、オールシーズン使える布団一組のみを準備して、あとは空調で調節する方法がおすすめ。ホテルなどでもその方法が取り入れられているため、年間を通して使う寝具はそう変わりませんよね。自宅でも同じように空調を使うと割り切ってみてはいかがでしょうか。

このようにスッキリとした寝室をつくるコツはモノ選びにあります。寝具は好みの差が大きく分かれることが多いので、なかなか万人受けするモノを探すのは難しいですが、ベストな寝具を見つければ最低限の量ですみますよ!次回はお悩みも多い「衣類」についてお話しします。お楽しみに。