棚の高さ変えられたり、ハンガーパイプを取り付けられたり、その自由度の高さが魅力の可動棚。今回はおウチのあらゆるところに可動棚を取り入れ、有効活用しているmanoさんにワークスペースの可動 棚を紹介してもらいました。
3年前、おウチを建てるときに、インスタグラムなどでよく見ていた可動棚をワークスペースに導入しようと決めました。書類や文房具など細かいモノが多い場所なので、それぞれの収納ケースに合わせて可変的な使い 方ができる棚が便利そうだと思ったからです。
設計の段階では、収納ケースとぶつからないようにレールをどこに取り付けるかということが悩みどころでした。工務店の方と相談して今の形になり、実際に使ってみると、デットスペースとなりがちな上の方まで有効 活用できたので、よかったかなと思います。
1段目には文房具や診察券、2段目は家族のアルバムと私の本、3段目は工具や画用紙、書類などを収納。文房具は子どももよく使うので、手の届きやすい場所に収納ボックスでまとめています。どの部屋でもそうですが、使う人が使いやすい場所に収納することを意識して配置するのがおすすめです。
一番上の棚は雑貨と Wi-Fiのルーターの置き場所にしています。ルーターのケーブルなどはごちゃごちゃしてしまうので、見えないようにカゴの裏に隠して設置。私は見せる収納があまり得意ではないので、基本すっきり隠しつつ、お気に入りの雑貨を少し飾ってバランスよく見えるように心がけています。
可動棚博士のチェックポイント!
manoさんの可動棚デスク収納「ここがGOOD!」
ポイント1. サポート柱を上部まで上げている
サポート柱(可動棚レール)をできるだけ上部に上げて取り付けることで、モノのサイズに合わせて可動棚を最大限まで上げられるので、収納上部にデッドスペースが発生しにくくなります。manoさんのように、できるだけ上部にサポート柱を取り付けたい方は、サポート柱のサイズをしっかりと確認して購入しましょう。
柔軟な可動棚収納にしたいなら、サポート柱のオススメサイズは1800(または1820)mm。
床から天井までの高さが2000mm以上ある壁面であれば、1800mmサイズのサポート柱がベストな選択です。よくあるのは「可動範囲が狭いから、もっと長いサポート柱を取りつければ良かった」という声。棚をつける予定の場所だけの短いサポート柱を選択をしてしまうと、棚を可動させる範囲が狭くなります。せっかく可動式なのに、高さを一定の範囲でしか変えられないと、もったいないですよね。
ポイント2. 棚とデスクを別々にL字で組んでいる
この棲み分け方が良いですね!収納は収納の面、デスクはデスクの面と別々にすることで、役割分担がはっきりして使いやすく、インテリア的にもスッキリします。そして、収納とデスクをL字で組むと、収納場所がすぐ近くにあるのでしまいやすく、デスクが散らかりにくくなります。2面取れるのなら、manoさんのようにL字で組むと、おしゃれで便利、かつ散らからないワークスペースをつくることができますよ。
ポイント3. あえて天板を可動棚システムに組み込んでいない
これはすばらしい判断だと思います。manoさんのように長いデスクを天板にする場合、天板の重さだけでも相当なもの。可動棚収納は耐荷重性能が優れている場合が多いのですが、それでもその性能を過信してしまうと、棚の崩落など大きな事故に発展してしまいます。
manoさんのように長い天板を使う場合は、あえてL字の棚受け金具で天板をしっかりと固定しましょう。可動棚をデスク代わりにする考え方や注意点については、こちらの記事もあわせて読んでみてください。