棚の高さ変えられたり、ハンガーパイプを取り付けられたり、その自由度の高さが魅力の可動棚。今回はおウチのさまざまな場所に可動棚を取り入れているというインスタグラマーのkacoさんにウォークインクローゼットの可動棚の使い方を紹介してもらいました。

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kacoさん

こども3人と夫婦の5人暮らしのインスタグラマー。使い勝手とおしゃれさを両立した注文住宅は必見。
https://www.instagram.com/k____co_home/

こどもの成長や生活に合わせて変えられる可動棚を選択

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わが家はファミリークローゼット、シュークローゼット、脱衣所、リビング収納、ワークスペース、スタディカウンター横、パントリー、こども部屋(3部屋)の収納に可動棚を採用しています。
以前住んでいた賃貸物件には可動棚がなく不便だったことや、生活スタイルの変化やこどもたちの成長に合わせて棚の配置を変化させたいという希望から、新居では全面的に取り入れることにしました。
特にファミリークローゼットは力を入れて設計していて、ハンガーパイプのパーツを取り入れたり、棚の横幅を統一して別の列にもつけられるようにしたり、可変性のある収納を目指しました。

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このファミリークローゼットは4畳あり、可動棚をすべて外せば、部屋としても使えます。窓も設置しているので、生活の変化に対応できるように計画したのも密かなこだわりです。5人で1つの空間なので、管理しやすいように1人ずつ縦にブースを分けました。広さがあるので実現できたことではありますが、モノは見つからないというトラブルが減り、暮らしやすくなったなと感じています。

便利に使える棚の奥行は40cmがベスト!

前に住んでいたおウチには奥行の深いクローゼットがあり、その奥行に合う衣装ケースを使っていましたが、奥まで見づらく、中身が把握できなくて詰め込みがちになり、使いづらいという難点がありました。今のおウチではメインの棚は40cmの奥行に設定したので、収納アイテムの全体像が見やすく整理もしやすくなりました。

ただ、こどもの衣類を収納している可動棚だけ奥行30cmと他の棚より奥行を浅くしていたのですが、成長と共に洋服サイズが上がり、畳んでも棚からはみ出して収納しづらくなってしまいました。通路を広くしたいという希望もあり、狭くしたのですが、収納量が減ってしまい後悔。習いごと用など増えていく鞄の収納場所も取れず、とても困りました。こどもの衣類といえども40cm以上の奥行をつくっておくとのちのち便利に使えるはずです。

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ちなみにこども部屋の可動棚は入居後にDIYしましたが、慣れていないからか時間も労力も掛かり想像以上に大変。引越し後は忙しいですし、計画しているのであれば初めから施工してもらう方がいいです。場所によっては可動棚に建具をつけない計画もおすすめ。建具がないことによって中身は見えてしまうのですが、出し入れのアクションが一つ減るので「使ったら戻す」という片づけがしやすくなり、ごちゃごちゃしづらくなリましたよ。

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ファミリークローゼットに関しては、見せる収納6割、隠す収納4割くらいが理想だなと思いました。見せた方が収納しやすいハンガー、棚置きしたいニットやボトムで大体6割。こまごました靴下などの小物や季節モノは見せないようにして残りの4割です。そのためにハンガー の裏側に可動棚を忍ばせて隠す収納も一部活用しています。ディスプレイするのも好きですが、綺麗な状態をキープするのが大変なので、見せつつ隠すくらいが程よくて気に入っています。

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