家族で家事を共有し協力し合う「家事シェア」が近年提唱されているものの、なかなかうまくいかないのが実情です。そこで、家事の揉めごとや困りごとエピソードについて、夫側・妻側の言い分と解決法をご紹介。「名もなき家事」を解消できるヒントになるかもしれません。
第8回目は「育児」についてのエピソードです。
ep.01 | 家になかなかいられない夫が子育てについて思うこと。(上田さん夫婦エピソード)
夫は基本的にこどもの学校のこと、習いごと事情は把握しておらず……。休日には積極的に外遊びに連れて行ってくれるんですが、遊びに行く前にやらなくてはいけないことの確認をしてほしいです!
妻の言い分
仕事が忙しく、平日の育児は無理強いしてないのですが、早く帰宅した際は「お風呂入ろう!〇〇して遊ぼう!」など私からではなく夫から声をかけてくれると嬉しいです。
夫の言い分
普段家にいる時間が少ないため、無理して育児領域に踏み入っても、「分からないくせに口出さないで!」という言葉が怖くなかなか入りこめないんですよね……。その分休みの日など、自分にできる最大限、こどもに愛情を注ぎ込むように努力をしています。
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
育児は遊ぶだけではなく、生活習慣を身につけさせたり、他にも必要なことがたくさんあると思うので、夫婦で価値観を共有しておく必要があるな、と。夫婦で話し合って意見を合わせ、こどもに同じ意見をして伝えていきたいですね。
ep.02 |こどもがポカーン?叱っているときに夫婦で意見が違ったらどうする?(とげとげ。さん夫婦エピソード)
こどもを叱っている夫、そのとき妻に横から別意見など茶々を入れられるのがモヤっとポイントです。
妻の言い分
育児にかんする意見が夫と違うとき、ついその場で口を出してしまうんですよね。
夫の言い分
パパとママが違うことを言うと、こどもがどっちの意見を聞けばいいか混乱しちゃいますよね。自分が折れたら折れたで、ママの言うことだけ聞いていればいいんだと、こどもが思いそうなのもちょっと……。それに何より「父の威厳がなくなる」なんて思ってしまう自分がイヤなんですよ。
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
夫婦で意見が違うとしても、その場ではグッとこらえて、その後話し合いをできたらと思います。
ep.03 |夜泣きに気づく?気づかない?育児に対する男女の見解って?(山野井さん夫婦エピソード)
息子が赤ちゃんだったときのこと。夜泣きの都度、妻は起きてミルクを与えたりオムツを変えたりしました。夫は「僕がやるよ」と言うのですが、一向に起きることはなく……。
妻の言い分
あんなに大声で赤ちゃんが泣いているのに、それを上回るほどのいびきをかいて眠れていた夫が信じられなかったです(笑) 。小学生になった今でも、息子の寝言だけでも起きてしまう母。
夫の言い分
育児に熱心な男性タレントさんが、赤ちゃんを抱いてヨガのストレッチボールに座って上下運動させると速攻で寝かせられると言っていました。あの頃そのテクニックを知っていたら、自分でも寝かせられたのではと思います。しかし夜泣きは……全く気づきませんでした。脳の構造が違うのかな?
夫婦で話し合った解決法。今後はどうする?
最近は育児に「参加」と意識ではなく、積極的に取り組む男性が増えているといいますね。お役立ちグッズや情報も溢れていると思うので、男性もぜひいろいろと参考にして、育児を楽しんでほしい。妻としては受け身ではなく、自分自身からやろうとしてほしいなと感じます。
最後に
いかがでしたか?家庭にあった家事の在り方を考えるためには、まずは家族で話し合うことが大切ですね。
次回は「掃除」エピソードをご紹介します。