和室の収納に困っている人は多いのではないでしょうか。実は可動棚を活用すれば、押し入れも劇的に変身するのです!

HOUSTO 編集部

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そもそも可動棚って?

収納を考えていると必ず生まれるのが「この棚があと10cm高ければ……」という悩み。スパッと解決してくれるのは「可動棚」かもしれません!
可動棚とは、棚板を上下に自由に動かせる棚。壁に棚柱という支柱を固定し、そこに設置した棚受けに棚板を渡す仕組みです。棚柱にはいくつも棚受けの差し込み穴があるので、高さを好きなように変えられるのが魅力です。
扉のないオープン棚だから、扉を開ける幅が取れない狭小住宅でも大丈夫。見せる収納としてディスプレイも楽しめます。

可動棚は押し入れの中にも取り付けできる?

生活様式の変化で押し入れが使いづらくなったら、リフォームで可動棚を取り付ける、という方法があります。中段を取り外して可動棚にすれば、奥まで効率的に使える収納システムが作れますよ!
奥行きと高さがある押し入れの強みは、たっぷりの収納力。客布団は幅1m+奥行75cm、タオルケットや掛布団は奥行45cmあれば十分に収納できます。
可動棚を取り付けるなら、ハンガーパイプを設置してクローゼット風にするのもおすすめ。シーズンオフの衣類や礼服、着物などは、上部に居場所を作ってあげれば、置き場所も一目瞭然です。
幅がある場合は、棚柱を3~4本にしておけば、強度も増して安全に使えます。

もともとの押し入れを可動棚リノベする場合、どんなところに注意すべき?

押し入れはそもそも奥までモノを詰め込んで使う場所。可動棚に作り替えるには、いくつか注意点があります。

結露対策
扉を閉めっぱなしにしていた押し入れは、カビや湿気で傷んでいないか確認しましょう。リフォームの予定がある人はチャンスです。まずは断熱材を入れて、結露対策を。床下が劣化していないか、シロアリ被害がないかもついでにチェックしておけば、その後の暮らしも安心です。

取り付ける壁の下地の確認
押し入れの中は見えない部分のため、簡易的に仕上げてあることがあります。下地がしっかり組まれていなかったり、ベニヤ板だけだったりすると、荷物の重量に耐えられません。心置きなく安全に活用するため、壁の補強工事も視野に入れてチェックしておくことをおすすめします。

可動棚なら、押し入れデスクも現実的に!

「押し入れをデスクにしてみたい」と、誰でも一度は考えたことがあるはず。中段とイスの高さがなかなか合わず、諦めていた押し入れデスクも、可動棚なら簡単にベストな高さのデスクが作れます。
子どもの勉強机として、秘密基地感覚のスペースを作ってあげれば、教科書や体育用品なども、自分で整理整頓してくれるのでは? もちろん大人のテレワーク用デスクにも最適。資料や文具を並べる本棚部分も棚板の追加で自由自在。モチベを上げる絵や写真を飾って、素敵なホームオフィスに変身させましょう!

押し入れも可動棚で使いやすくアレンジ!

収納力なら抜群の押し入れ。うまく使わないなんてもったいないですよね。高さと奥行きのあるスペースの活用法は、可動棚を使えば無限大。使い方を考えるところから、お部屋づくりを楽しんでください。

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