『家事なんて適当でいい!』の著者、インフルエンサーのボンベイさん。斬新な発想で、家事と子育てを自分流に楽しむボンベイさんのご自宅は、どの部屋もスッキリ! 前編「衣(洋服収納&洗濯)」に続き、今回の後編では、「食」「住」のテクニックをご紹介します。

前回の記事はこちら

HOUSTO 編集部

HOUSTO 編集部

HOUSTO公式アカウントです。当サイト独自の目線で、毎日の暮らしがちょっと豊かになる情報を定期的にお届け中です!

https://www.instagram.com/ouchinoshunou/

ボンベイさん宅の<住>
洗濯物は時短で解決!思い切ってタオルも「たたまない収納」

「私にとって笑顔でいるためのマストな家電の一つが、乾燥モード付きの洗濯機。干す手間が省ける上に、仕上がりもフワフワで肌触りがいい。手放せません!」

洗濯が終わったら、いったんハンガーにかけるものだけを取り出し、そのまま乾燥モードをオン。その後は仕分けてポイポイ収納、がボンベイさん流です。

タオルは先入観を捨て、あえての「たたまない収納」。勇気を持ってたたむ手間を省いてみると、その時短に本人も驚いたのだとか。サイズごとにタオルの色を揃えてあるのもポイントです。

ボンベイさん宅の<住>
面倒な掃除も時短したいから、ルンバ&ブラーバにおまかせ!

掃除機ロボット『ルンバ』と、床拭きロボット『ブラーバ』も、ボンベイさんが時短掃除のために愛用しているアイテムです。取材に訪れた際も、リビングでブラーバが活躍中でした。

「ピンポイントで掃除をするために、コードレスの掃除機も持っていますが、基本的には『ルンバ』でOK。『ブラーバ』も、素足で遊びまわる子どもたちのために導入したのですが、スッキリきれいになって、とても重宝しています。放っておくだけで掃除が進むので、笑顔でいるための相棒のような存在です」。

ボンベイさん宅の<住>
ベビーゲートを導入で、料理時間はこどもと大人、それぞれの空間に

「特に双子の娘たちはまだ幼いので、料理中はキッチンに入れないように、LDKにはベビーゲートを設置しています。ただ、こどもたちも、私が料理をしているときは遊ぶ時間ということがわかっているようで、ゲートを無理に開けようとしたりはしません。もうそろそろ、外してもいいかな…と考えているところです」。

ボンベイさん宅の<住>
ご飯だからテーブル片付けて!からのサヨナラ。遊び用テーブルを別に用意

リビングテーブルで食事をしているボンベイさん一家。そのテーブルのほかに、こどもたち専用の折りたたみテーブルが用意されていました。お絵かきやままごとをする時には、サッと取り出します。

「食事が出来上がるまでの間、お絵かきなどをさせて子どもたちを待たせることがありますよね。でも、いざ料理を運ぶとき『テーブルの上を片付けて!』と言って片付けさせるのは、お互いに手間だなと思ったんです」。

設置場所は、絵本やおもちゃが集まるスペース。おもちゃ類のお片づけまでの動線を考えた設置にも時短のテクニックが光ります。

ボンベイさん宅の<食>
キッチン掃除の時間も節約できる、置かないキッチン

毎朝、キッチンをピカピカに磨き上げるのが、ボンベイさんのルーティーン。ここでも掃除のしやすさを意識し、キッチンの上にはまっさらな状態!調味料などはすべて引き出しの中に収納しています。

「家業の飲食業界では、『ピカピカの法則』という言葉があるんです。キッチンや鏡、ロースター周りのシルバー部分は、ピカピカに磨くと、全体的にきれいに見える、というものです。毎朝きちんと磨いておくことで、運気も上がる気もします」。

ボンベイさん宅の<食>
食器選びや洗い物にも悩まない、少数精鋭の食器

ボンベイさんが所有している食器は、なんと、写真の通り2段のキャビネットの中に収められているものだけ。必要なものだけに絞り込んでおり、この量で困ったことはないそう。

「食器類は、独身の頃の方が、色々持っていたかも。今は働きながらのワンオペ育児ですし、普段はお客様も招かないので(笑)、パーティー用の大皿とか、たくさんのとりわけ皿なんかも必要ないんです。家族が使う分だけに絞り込んだら、こうなりました。食器も食洗機に入る大きさを選ぶことを意識しているので、『家事を助けてくれる食器』としての側面もあるんですよ」。

ボンベイさん宅の<食>
ここにお金をかけてよかった!ハイテク食洗機をあえて選んだ理由


食器の少なさに対して、使用している食洗機は意外にもビッグサイズ。『ASKO』というメーカーのもので、もともと予定してあったキッチンの背面収納を諦めて、予算をまわしてまで導入したというボンベイさんこだわりの家電です。

「食後、シンクに食器が山のようにある状態って、すごくストレスに感じませんか?このメーカーの食洗機は、食器だけでなく、調理器具もガンガン入れられるサイズ感が魅力でした。それに、中まで自動洗浄してくれるので、便利なんですよ。作業の手間と、見た目のストレスからも解放されました。
家をリノベーションするとき、その後の生活のことを考えて、どこにお金を使うか、を意識した結果です」。

ボンベイさん宅の<食>
健康への投資が、一番大切! キッチン家電への出費は惜しまない

ムダを省き、シンプルな暮らしをする堅実なボンベイさんが、「ここはあえてお金をかける」というポイントは「食」。値段は張っても素材のいい調味料を使うように心がけているといい、日々の食材選びにもこだわっています。

「すべては、家族の健康のためです。長い目で見れば、食への投資が一番大切だと思っています。野菜も果物もいいものを使えば、シンプルな調理で十分美味しくなりますし」。

また、調理家電にも投資を惜しみません。
ボンベイさんの「買って良かった調理家電」は、以下の3つ。いずれも高価ですが、大満足しているというアイテムです。

1位:ホットクック…水なし自動調理鍋。材料を入れるだけでかき混ぜ、火加減も調節してくれる

2位:バイタミックス…栄養素を効果的に引き出すホールフードマシン

3位:酵素玄米炊飯器…普通の炊飯器では作るのが難しい酵素玄米(寝かせ玄米)を簡単に作れる炊飯器

ボンベイさん宅の<食>
白米冷凍はラップで包まない!ポリ袋にポンポン収納

「いちいちラップに包んで形を整えるのって面倒。これなら、放り込むだけなので、簡単です。うちはご飯を炊くのは週に2回。冷凍ご飯なら、食べたい時に解凍すればいいので便利ですよ。小さいのは長女のお弁当用のご飯。大きいのは夕食用。朝食のおにぎり用。なんとなく3サイズくらいにしています」。

ぴったりと一食分にラップで包んで…という先入観を捨て、自分が良いと思えるラインで家事をするテクニックです。

大人が笑っていないと、こどもとしっかり向き合えない。自分の時間も大切に

ムダなものは徹底的にカット。
家電に頼れるところは任せてしまう。
手間は省きつつも、家族の健康には手を抜かない。

ボンベイさんが日々実践している、衣・食・住のルールは、とてもシンプルで、合理的です。しかしそれは、単なる「適当家事」ではありません。お母さんたちが日々の雑務に縛られることなく、笑顔で家族に接するためのコツ。 「お母さんたちにも、自分自身の時間をもっと楽しんでほしい」とボンベイさんは話します。

「私が家事の時短を考えるのは、自分時間を捻出するためでもあります。週に一度は、レディスデーに映画を見に行ったり、カフェで読書をする時間を持つようにしているんです。持っているものは少ない方ですが、本は別なんですよね。リビングのライブラリーには、お気に入りの本がぎっしり詰まっています。電子書籍もマンガからビジネス書まで4,000冊くらい買ってるかな(笑)。好きなもの、役に立つと思うものには、しっかりお金をかけますね。そうやって自分自身にも適度な投資をしながら、日々を楽しむことが、家庭にとっても必要なことだと思います」。

これからは、SNSを使った新しいプロジェクトを立ち上げるべく、日々構想中だとボンベイさん。

「子育てをしながらでも、女性はいつでも何かをスタートすることができます。まだまだ輝けるんだということを、伝えていけたらいいですね」。

そう力強く話してくれました。
家族みんなが笑顔でいられる暮らしづくりのパイオニア、ボンベイさんの活躍から目が離せません。