子どものおもちゃを楽しく片付けるコツ

子どもと一緒に片付けかたを考えよう

子どもの成長とともに、増え続けるおもちゃ。子どもは遊び散らかすのが仕事ですから、リビングはついついおもちゃだらけになりますよね。なんとなくひとまとめにしていった結果、溢れるおもちゃ箱。箱の下のほうには、忘れ去られたおもちゃたちが眠ったまま。「まったく、どうしたらいいのー？」と頭を抱えているママも多いでしょう。

「おもちゃは、お子さんと楽しみながら片付けましょう」と提案するのは、頼れる無印良品のインテリアアドバイザー、佐伯さんです。

佐伯さん 「子どもにとっても、散らかったリビングは『感じ悪い』ものなんですよ。幼いながらも、きちんと整理収納された空間は『心地いい』と感じるんです。そこを活かして、大人と一緒に、おもちゃの片付けかたを考えさせてみるのがコツです」。

「手放す・迷い中・残す」の３つに分類

子どもと一緒に片付けるには、まずは子どもも大人も現状把握が大切、と佐伯さん。まずは持っているおもちゃをすべて出して並べてみましょう。

佐伯さん 「遊び感覚で、フロアにおもちゃを全部並べましょう。それから、一つひとつ手に取って確認します。そして、手放す・迷い中・残すの３つに分類させます。子どもにとって、手放すことはなかなか難しいものですが、誰かにあげるなど行き先を明らかにした上で、写真を撮るなどのお別れイベントをしてあげるとスムーズですよ」。

迷い中のアイテムは、しばらくは仮置きボックスへ。ここに入ったものは、その後ほとんどのものが手放すことになるそうです。

リビングのおもちゃ置きとしても、「手放す・迷い中・残す」の分類用としても便利に使えます。
スタッキングができる子ども用整理BOX
「パイン材収納BOX（¥3,500・税込）」
「パイン材収納BOX・キャスター付き（¥4,000・税込）」

おもちゃ収納のカタチを考える

使い続けるおもちゃが決まったら、収納の仕方を考えます。リビングの中で、おもちゃを置くスペースを設定し、しまう場所も決めていきましょう。

佐伯さん 「車、ままごとなど、おもちゃはジャンルや目的別にまとめていくとわかりやすいと思います。それぞれ適した収納用品を揃えてあげて、これはここにしまおうね、と相談しながら進めていくと、子どももしっかりおぼえてくれます。ラベリングなどをしていけば、なお使いやすいですね。しまう場所は、子どもの身長に合わせて、取り出しやすいかどうかもチェックしておきましょう」。

男の子のミニカー、女の子のビーズなどの整理にピッタリ。透けていて見やすいのがポイント。
「ポリプロピレン 収納キャリーボックス・ワイド（¥1,000・税込）」

角丸でやわらかく、子どもにも安心なケース。フタ付きでスタッキングがしやすいので、複数揃えてラベリングをすれば、スッキリ整理できます。
「やわらかポリエチレンケース・ハーフ・中 （¥690・税込）」
「やわらかポリエチレンケース用フタ・ハーフ（¥190・税込）」

おもちゃと一緒にあると便利なオムツも、フタ付きソフトボックスならインテリアになじみます。
生地の内側がコーティングされた布製ボックス。フタ付き、フタなし、サイズも豊富です。
「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・中・フタ式（¥1,500・税込）」

子どもと共につくる「感じのいい空間」

持ちものの整理から、収納までを子どもと一緒に考えたら、仕上げにもうひと工夫。きれいに整えたリビングのおもちゃコーナーには、子どものお気に入りのアイテムや、描いた絵、工作などの作品を飾ってみましょう。

佐伯さん 「子ども自身が愛着をおぼえる、感じのいい空間をつくること。すすんで片付けをしようという気持ちも芽生えて、リバウンドも防げますよ！」

無印良品では、「インテリア相談会」「整理収納サービス」「住まいに合わせてつくる収納」など、インテリアアドバイザー、もしくは整理収納アドバイザーに直接相談できるさまざまなインテリアサービスを実施しています。実施店舗は無印良品のHPでご確認ください。

今回、お話を伺ったのはこの方
佐伯栞さん

無印良品 インテリアアドバイザー
学生時代から無印良品でアルバイトをしていた、根っからの無印良品ファン。入社５年、インテリアアドバイザーとして３年目。お客様の考えをカタチにしていく仕事に、やりがいを感じています。