「箱ティッシュを置いていたらボロボロにされてしまった」「かわいい小物を飾ってもすぐに落とされてしまう」「グリーンを置きたいけど食べてしまいそうで難しい」……など猫と暮らすおウチあるあるのお悩みですよね。でもやっぱりインテリアにはこだわりたい!そんなお悩みに答えるイタズラ防止アイデアや対策をヤノミサエさんに教えてもらいます。

ヤノミサエ

ヤノミサエ

猫3匹と暮らすフォトスタイリスト。フォトスタイリングほか各種写真・動画講座を開講しながら、WEBメディアを中心に猫&大人の一人暮らしについて情報発信中。企業・WEBメディアへのスタイリング・コンテンツ提供、動画制作、セミナー講演なども積極的に行う。

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こんにちは。フォトスタイリストのヤノミサエです。今回は、猫との暮らしで気をつけたいことやイタズラ防止策について、わが家で心がけていることをご紹介したいと思います。猫と暮らすうえで気をつけたいことは色々あるのですが、一番は植物!実は植物は猫にとって有害なものがあるんです。とはいえ、グリーンのある暮らし、花のある暮らしは癒しになりますよね。できれば取り入れたいもの。そこでわが家では、猫対策としてフェイクグリーンを取り入れるようにしています。

上の写真は「IKEA」のフェイクグリーン。1本300円とバラ売りで買えるので、13本買って大きな鉢カバーにどーんと投げ入れました。丸葉のユーカリなのですが、シルバーっぽくマットな色をしているので、とてもリアルなんですよ。

こちらも同じく「IKEA」のフェイクグリーンです。表面が粉っぽいマットな質感なので、本物の植物に見えます。フェイクグリーンにありがちなチープな雰囲気はないので、おすすめです。

飾っているのはフェイクグリーンばかりではありません。撮影の仕事にも使うので、本物のグリーンも飾っているのですが、グリーンの周りに猫が登るスペースがないようにして飾っています。そもそも体が届かなければ、噛んだりイタズラをすることもありません。 もともと、わが家の猫たちは植物に対して興味が少ないほうなのですが、猫によっては鉢植えの土を掘り返したり、オシッコをしちゃったりする子も。その子の個性に応じて対応したいですね。

続いては、猫の運動についてご紹介。
猫は犬と違って上下運動をする動物です。キャットタワーを購入される方も多いと思いますが、残念ながらデザインがインテリアになじまないことも…。そんなときは、市販の家具を使って高低差をつける方法がおすすめです。

先日、模様替えをしたのですが、カラーボックスを組み合わせて「キャットステップ兼テレビボード」を作りました。以前の住まいでもこの家具は猫たちに大好評!カラーボックスを横にして積み重ねて、ステップ状になるよう重ねているのですが、3段カラーボックスを4つと、4段カラーボックスを1つ使って作っています。

インテリア好きなので、本当はいろいろ飾りたいところなのですが、猫と暮らしているとそうもいきません。小物を飾っていると、落とされることも日常茶飯事。ワレモノだと猫の怪我も心配ですし、私の気持ちも落ち込むので(笑)、基本おウチの中は「見せない収納、しまう収納派」です。でも、まったく見せない、飾らないのも味気ないので、目安として「8割隠して2割見せる」収納を意識しています。このカラーボックスの一番下の段も見せない収納にして、本をしまう予定です。

最近ではカラーボックス専用の収納ボックスなども増えてきました。こちらは組み立て式の段ボール製ボックスです。専用なのでピッタリとおさまり、見た目もとてもすっきり。サイズがフィットするって気持ちがいいですね。

カラーボックス専用収納ボックスは、ファイルボックス型や引き出しタイプがあるので、収納するものに応じて使分けるとよさそう。引き出しの中には、猫にイタズラされがちな箱ティッシュを入れています。

箱ティッシュはうっかり出しっぱなしにしているとほじくられて大変なことに!引き出しの中に入れたり、壁にかけて猫が届かない場所に置いたりしていますが、最近はこの「ボトル型」がお気に入りです。

私は「セリア」で買ったのですが、使わないときはティッシュペーパーを中にキュッと入れておけば、ディスプレイとしてもオシャレに使えます。ティッシュペーパー入れには見えません!中身がなくなったら、箱ティッシュの中身を入れることができるので、リピートで使えるのも嬉しいポイントです。

猫は犬と違って「これやっちゃダメ!」としつけとして覚えさせることが難しいので、イタズラされる前に対処をしておくことが大切です。猫と人、お互いが気持ちよく暮らせるよう、工夫していきたいですね。
次回は、猫のご飯まわりのアイデアについてお話します。どうぞお楽しみに!