ペットとのお出かけに欠かせないキャリーバッグ。通院やお出かけなどの普段使いから、引っ越しや災害時などいざというときにはペットが長く過ごす空間になります。ペットのためにも大きいキャリーにしたいと思っても、かさばってしまうからいざ買うのは悩む…という方へ!今回はハードキャリーケースのおすすめポイントと収納アイデアをヤノミサエさんに教えてもらいます。猫がキャリーに入ってくれないお悩みも解決してしまうかも!

ヤノミサエ

ヤノミサエ

猫3匹と暮らすフォトスタイリスト。フォトスタイリングほか各種写真・動画講座を開講しながら、WEBメディアを中心に猫&大人の一人暮らしについて情報発信中。企業・WEBメディアへのスタイリング・コンテンツ提供、動画制作、セミナー講演なども積極的に行う。

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こんにちは、ヤノミサエです。連載5回目は、猫との引っ越し、そしてかさばるキャリーケースの収納などについてご紹介したいと思います。

ペットと暮らしている人にとって「引越しの際にどうやってペットを移動するか?」というのは大きな問題ですよね。これまでは近距離での引越しが多かったわが家。1匹ずつ自転車で運んでいたのですが、仕事の都合で鎌倉から大阪へ引っ越すことになり、猫4匹の移動をどうしようかと、かなり考えました。
最終的には新幹線で4匹を運ぶことになりました。引越し当日は友人に手伝ってもらい、2人で4匹を移動。この時に便利だったのが、型崩れのしないハードキャリーケースです!

写真のハードキャリーケースは、オス猫ちゃんでもOKな少し大きめサイズ(約30×42×30cm)。大阪~鎌倉間は4時間半ほどの移動になるので、これまで使っていたものよりも大きなサイズを購入しなおしました。本当はもう少し大きなサイズにしてあげたかったのですが、新幹線にペットを持ち込むにはサイズ規定があるので、オーバーしないサイズを選びました。

一見、布製のソフトキャリーに見えますが、金属の骨組みが入っていてとても丈夫!積み重ねることができるので、新幹線の車内では上下に積み重ねて足もとに置いていました。猫たちは移動中とても緊張していたようで、ほとんど鳴くこともなく、大人しくて本当に助かりました。

そんな便利なキャリーケース。折りたたみ式でコンパクトになるのですが、組み立てにちょっとコツがいるので、わが家では組み立てたまま。部屋に出しっぱなしだとかさばるので、普段は押し入れの上に収納しています。
写真は新居の押し入れ。ふすまを取り外してカーテンで仕切っています。中段の棚も取り外し、内側は白くペイントして全体が明るくなるよう工夫しています。写真下部の「ニトリ」のカラーボックスと引き出しには、仕事に使う撮影小物を収納しているのですが、デッドスペースになりがちな上段の棚はキャリーケース置き場として使っています。

押し入れの手前に椅子を置いているので、運動神経の良い猫2匹はここから棚の上にジャンプ!「あれ?いないな~。」と思ったら、たいていキャリーケースの中でお昼寝をしています。狭すぎず広すぎず、少し暗めで隠れスポット的なところが、お猫さまたちにも好評なんです。

じつは、猫が通院中にハードキャリーケースの中で粗相をしてしまい、4つのうちひとつはソフトキャリーケースに買い換えたのですが、こちらはクニャッとして自立しにくいので、壁面に掛けて収納しています。

普段は押し入れに収納しているハードキャリーケースですが、たまに室内に出して、猫たちが自由に入れるようにしています。ずっと置いておくと飽きて入らなくなるので(猫あるある)、棚の上に戻して、また出しての繰り返し。こうすることで、病院へ行くときにキャリーに入るのを嫌がることもありません。玄関を出たら「病院へいくんだ!」と気づいて騒ぎはじめますが(笑)。
ソフトキャリーケースは自立しないこともあり移動以外には使えませんが、ハードキャリーケースは普段、猫のおウチとしても使えるので、災害時のことを考えても、このハードキャリータイプは便利だなと実感しています。避難所で一時的に暮らすことも想定して、普段からキャリーケースに慣れてもらいたいなと思っています。

次回は、シニア猫の暮らし、インテリアなどについてお話しします。どうぞお楽しみに!