毎日を送るおウチは、人はもちろんペットにとっても過ごしやすい空間にしたいですよね。高齢期を迎えたペットはご飯をたくさん食べられなかったり、体力がなくなってきてしまったりすることも。そんなときに知っておきたい、猫との暮らしの工夫をヤノミサエさんに教えてもらいます。

ヤノミサエ

ヤノミサエ

猫4匹と暮らすフォトスタイリスト。“猫がよろこぶ暮らし”を日々研究&実践しており、著書は外国語版も出版されるほど人気。

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こんにちは。ヤノミサエです。連載もついに6回目。今回は、シニア猫との暮らし、猫グッズの見直しについてお話したいと思います。わが家のお猫さまも、今年16歳になるお兄ちゃんを筆頭にみんなシニア猫! 年齢の変化に合わせて、暮らしも工夫しています。

猫は7歳くらいから「シニア」と呼ばれる年齢になります。個体差もありますが、7~8歳くらいだとまだまだ元気なことも多く、一緒に暮していると「老い」を感じないことも。でも体は高齢に向かって変化しているので、キャットフードの切り替え時期でもあります。(人間でいうところのアラフィフ期。そりゃ体にさまざまな変化が出てきますよね。)

わが家は療法食が必要な子はいないので、みんな同じフードを食べているのですが、シニアになってから食事の量と回数に変化が出てきました。今まで1回で食べていた量が食べきれず、残してしまうことが多くなってきたんです。それが続いたので、今では1回の量を減らして、回数を増やすようになりました(1日4~5食です)。

体力についても、今年16歳・14歳になるお兄ちゃん猫に衰えが感じられるようになりました。ジャンプ力がなくなって失敗することが増えたり、動きがゆっくりになったり、高いところに上るのを躊躇したり……。今まで余裕で使っていたキャットタワーも、登りにくそうにしていることが多くなってきたので、段差がゆるやかなキャットタワーを購入しました。

こちらが新しく購入したキャットタワーです。段差がゆるやかなステップ状なので、大きくジャンプする必要がなく、階段を上るような感じでタワーの上までたどり着くことができます。ちなみに、手足の短いマンチカンと暮らしている友人がいるのですが、このタワーならマンチカンでも登れるそうですよ。

これまで使っていたキャットタワーと並べてみると、1段目の高さが違うのが一目瞭然!タワーの高さも少し低めに設定されているので、上のベッドから降りるときの負担も少ないです。16歳のお兄ちゃんが使っているのは、もっぱら新しい方のキャットタワー(写真右)で、まだまだ元気な10歳の末っ子が使っているのは旧キャットタワー(写真左)です。旧キャットタワーは捨てるつもりでしたが、しばらくの間は捨てずに置いておこうかな?

キャットタワーにもいろいろな種類がありますが、わが家では天井突っ張り式ではなく、移動できる据え置きタイプで、室内に圧迫感が出ないスリムなデザインを選ぶようにしています。よく模様替えをするので、動かせるタイプがマスト!「キャットタワーを買ったのに使ってくれなくて…」という声を聞くことも多いのですが、もしかしたら置いた場所が悪いのかも?猫が部屋や人を見渡せる位置を目安に場所を変えてみると、使ってくれるようになるかもしれません♪

猫は足腰が弱くなってくると、ちょっとした段差も登りにくくなるもの。夜はベッドで一緒に寝ているという方は、そばにステップを置いておくのがおすすめ。ペット専用の段ボール製ステップなども売っていますが、わが家では1段のカラーボックスで代用する予定。ベッドサイドに置く収納&テーブル代わりにもなって、一石二鳥です。

良質なフードや医療の進化によって、ペットの寿命も長くなってきました。2018年の一般社団法人ペットフード協会データによると、猫の平均寿命は15.32歳(人間の76歳くらい)だそうです。猫たちの体の変化に気を配りながら、できるだけ長く、愛猫との暮らしを続けたいですね。

半年間にわたって連載をさせていただいた「猫との心地よい暮らし」ですが、今回で最終回となりました。猫との暮らしにまつわるアイデアや収納などをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?最後までご愛読いただき、本当にありがとうございました!
来月からは「カラーボックス」を使ったペットとの暮らしのアイデアで、また連載をスタートさせていただく予定です。どうぞお楽しみに♪