カラーボックスを愛してやまないヤノミサエさんが部長をつとめ、カラボ愛用者の部員が集い、役に立つカラボアイデアを紹介していく部活動「カラボ部」。ちょっとダサい!と思われがちなカラーボックスを使って、便利でおしゃれ、そして安全性も考慮した、ペットも嬉しい収納アイデアを発信してもらいます。

ヤノミサエ

ヤノミサエ

猫3匹と暮らすフォトスタイリスト。フォトスタイリングほか各種写真・動画講座を開講しながら、WEBメディアを中心に猫&大人の一人暮らしについて情報発信中。企業・WEBメディアへのスタイリング・コンテンツ提供、動画制作、セミナー講演なども積極的に行う。

https://misaeyano.com

カラーボックスのここが良い!

カラーボックスはお手軽な値段で購入しやすい、とても便利な収納アイテム。カラー・サイズ展開も豊富なので、組み合わせて使うことで、家中のさまざまな場所に使えます。ここ数年で専用のパーツや引き出し収納アイテムなども登場して、ますます使いやすい収納アイテムに進化しました。
そのまま使うも良し、組み合わせて大きな家具にするも良し。大きな家具は一人で移動・解体が難しいですが、カラーボックスなら、一人で組み立て可能・解体が可能です。

【今月のアイデア】耐荷重もばっちり!キャットステップ

こちらのカラーボックスは「アイリスオーヤマ」のもの。耐荷重がしっかりしているので、積み重ねて使うときにおすすめです。

カラーボックスは重ねて使うことで収納&飾り棚に最適ですよね。実はその段差、猫が動き回れるキャットステップになるんです。今回は、定番の「3段カラーボックス」を横置きにして使います。上下に積み重ねる、そして猫がジャンプするときに体重以上に負荷がかかることから、耐荷重のしっかりとしたカラーボックスを使うことがポイント。

猫の動きを考えたカラーボックスの向きとは?

つくり方はとっても簡単。ステップ状になるようカラーボックスを積み上げていきます。ここでのポイントは横置きにすること!

一級建築士・家庭動物住環境研究家の金巻先生によると、猫が体の向きを変えたり整えたりするには、約20×30cm程度の面積があったほうが良いとのこと。(著書:『猫がよろこぶインテリア』より)カラーボックスを横置きにしたときの奥行は30cm前後のものが多いので、キャットステップにも使える、というわけなんです。

【実例】ヤノ家のキャットステップ収納

3段カラーボックスを4つ、4段カラーボックスを1つ使って、ステップ状に積み上げています。

わが家での組み合わせはこんな感じです。使っている「アイリスオーヤマ」のカラーボックスは耐荷重80kgなので、3段積んで、テレビを置くこともできました。カラーボックスを積み上げる場合は、必ず耐荷重を確認してくださいね。

テレビボード、収納飾り棚、キャットステップが一体となった、この3way収納棚。お猫さまたちは、テレビの後ろを通ってステップを登り降りしています。

カラーボックスを横置きしたときの高さは約42cm。猫が使いやすいステップの高さは38~40cmとのことですので、ほぼ同じですね。床~椅子座面までの高さに近いので、シニア猫ちゃんの場合は椅子にのぼれるかどうかを目安にしてみてください。

おウチにも猫にも嬉しい収納を考える

段差があってジャンプできる場所は、猫の室内生活で運動不足とストレス解消に役立ちます。猫は高くて見晴らしがよく、部屋を見渡せる場所が大好き。わが家のお猫さまは、登り降りするだけでなく、ここで遊んだり、お昼寝をすることも。

今回はカラーボックスを5つ使って、だいたい10,000円くらい。お手頃プライスでつくることができました。

【カラボ部おすすめ】安全性を高めるアイテム

猫がジャンプしたときにカラーボックスのズレを軽減するため、積み重ねた部分には滑り止めシートを入れることをおすすめします。私は100均のものを使っていますが、かなりズレが軽減できます。カラーボックスの裏側をネジ止めすると、もっと安心ですね。

カラボ部は現在部員さん絶賛募集中です。インスタをフォローしてくださったら、みなさんもれなく部員さんになれるのでぜひフォローしてください!次回もお楽しみに!