こんにちは。フォトスタイリスト(※)のヤノミサエです。 第1回目では「インテリアに統一感を出すコツ=テイスト・色をまとめる」についてご紹介しましたので、今回はインテリアがこなれてみえる、モノの飾り方と見せ場のつくり方についてご紹介します。

※フォトスタイリストとは暮らしやインテリア、ライフスタイルに関する撮影において、魅力をいかに引き出して伝えるかに重点を置いたスタイリングを専門的に学んだ者のこと。

ヤノミサエ

ヤノミサエ

猫3匹と暮らすフォトスタイリスト。フォトスタイリングほか各種写真・動画講座を開講しながら、WEBメディアを中心に猫&大人の一人暮らしについて情報発信中。企業・WEBメディアへのスタイリング・コンテンツ提供、動画制作、セミナー講演なども積極的に行う。

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飾りすぎ注意!見せ場と余白を使い分ける

お部屋のインテリアを考えているとメインになる家具、ラグ、カーテンなど、大きなアイテムを置いただけでは物足らず、つい小物などをアレコレ飾りたくなりがち。ここで注意したいのが「飾りすぎない」ということ! 飾りすぎてモノが増えると圧迫感が出て、お部屋が窮屈に見えてしまいます。たくさんのアイテムをうまくまとめるのはハードルも高くなりますので、フォーカルポイント=見せ場を意識して、飾る場所と飾らない場所のメリハリをつけるのがおすすめです。(たくさん飾るのが得意な方はどんどん飾ってください♪)

フォーカルポイントに最適なインテリアアイテムと言えば、アートやミラー、グリーン、フロアスタンドなどが代表格。

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わが家の場合、突っ張り棒タイプの照明が当たる場所に何も置かれてないのは違和感があるので、この右奥のエリアを見せ場=フォーカルポイントにしました。左側はキャットタワーがあり、猫がいたずらをしがちなこともあり、壁を飾らないエリアに。

アートやミラーを飾るときは目線の高さに

壁面を飾るときは、目線の高さ(床から150cmあたり)を中心に飾ることで視線を集めることができます。逆に、あまり見せたくないモノは目線よりも下に置けば目立ちにくくなります。サイズも素材も異なるものを複数飾るときには、余白を生かしてランダムに、前後左右に少しずらしながら飾ると全体のバランスがよくなりますよ。

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実際に飾ってみたのがこちら。インテリアのテイストに合わせたモノトーンのポスター、ミラー、猫の絵を壁に飾ったことで見せ場ができ、視線が部屋の奥に集中することで奥行き感が出ました。ミラーは室内の景色を反射するので抜け感が感じられ、お部屋が広く見える効果があります。

『壁美人』はこのように壁に取りつけます。こちらの金具で耐荷重約6kg(ホッチキス一か所失敗してますが……。)

「アートやミラーはどうやって壁に飾ってますか?」と質問をいただくことも多いのですが、私は「壁美人」という金具を壁(石膏ボード壁)にホッチキスで取りつけています。ポスターなどはフレームに入れると重くなりますが、「壁美人」を使えばしっかりとひっかけることができ、壁に開く穴も最小限で済むので大助かり!

アートは何かとセットで飾るとベスト!

左:置いただけのポスター / 右:椅子とセットにして置いたポスター

「アートを飾ってみたものの、なんだかイマイチ……。」そんな経験はありませんか? 何も置いてない場所にアートだけを飾ると、ポツーンとしてイマイチになりがち。おすすめは、棚の上にポスターを飾るとか、ソファーの後ろに飾るとか、椅子と飾るとか、何かとセットにして飾るという方法!こうすることで、ただ置いただけという感じがなくなり、インテリアに馴染みやすくなります。

左:棚の上に雑貨と一緒に飾る / 右:ソファーの後ろに飾る

細かいアイテムはグルーピングで印象的に

お気に入りの小さなオブジェやコレクションなどを飾るときは、そのまま置くのではなく、いくつかまとめてグループにすることで主役感が出てきます。横置きにした本の上に置いたり、小さなお皿・トレーの上に置くだけでもグッと印象的に。

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上の写真の飾り方はダメじゃないけど、なんだか印象が弱い……。

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このように、本やお皿の上に置いたことで印象が強くなり目立つようになります。

「お洒落なインテリアにしたい!」と思って、インテリア雑貨を部屋のあちこちに飾ってしまうと、部屋全体が散漫な印象になり、いちばん見せたい場所=フォーカルポイントがどこなのか分からず、ボンヤリとした印象になってしまいます。飾る場所と飾らない場所でメリハリをつけ、目線の高さを中心にアートやミラー、植物、フロアスタンドを飾るなど、フォーカルポイントを意識してインテリアづくりをしてみてください。

次回はフォーカルポイントに取り入れるとよいアイテムのひとつでもある、グリーンの飾り方を便利アイテムと共にご紹介予定です。どうぞお楽しみに!

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