HOUSTOの編集部員を長年つとめる栗谷川が中古マンションを購入! 取材でたくさんの素敵な家々を拝見してきた経験から、新居への夢は膨らむばかりだが……!?
購入までの道のりや、物件選びの優先順位を赤裸々にお届けします。

編集部・栗谷川

編集部・栗谷川

読書、映画、料理などインドアな趣味が大好き。夫・娘・猫2匹と東京都内で暮らしています。整理収納アドバイザー。

「シューノ」って?

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  • 壁面に取り付けられる可動式の棚。スペースや用途に応じてパーツを組み合わせて自由な場所に設置ができる。暮らしに合わせてレイアウト変更が可能。
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編集部員、ついに夢のマイホーム探しを開始!

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お久しぶりです。HOUSTO編集部 栗谷川です。世がコロナ禍に覆われた2021年、それまで都内で賃貸生活だった私は、マイホーム探しに乗り出しました。
わが家の家族構成は夫・私(ともに都内勤務)と猫2匹、そして娘が生まれたことがマイホーム探しの原動力でした。

都内の賃貸暮らしは制限がいっぱい

東京東側は運河が多く、空が広いことが特長です

それまで暮らしていたのは、江東区の下町エリア。オシャレなお店は東京西側よりは少ないけれど、広い空と大きな公園、そしてお気に入りの美術館があることが魅力で住み始めたこの街。今まで暮らしていた賃貸マンションは以下のようなプロフィールでした。

これまでの賃貸マンションプロフィール
・東京東側エリア
・65平米
・1LDK+納戸(大きなワンルームと納戸)
・築39年の大型マンションの1階
・駅徒歩5分

都心あるある!広さがあっても日当たりが微妙……

家族3人で暮らす上ではある程度の広さはクリアされていたのですが、どうしても我慢できなかったのが、日当たりの悪さ。室内まで陽が差し込むのは1日のうち1時間ほど、それ以外は薄暗く、日中も照明をつけているストレスが常にありました。
また、風通しも悪く、なかなか風が抜けないという悩みも。大人だけなら我慢できることも、1日の大半を室内で過ごす子どもが生まれると、どうしても解決したい!という思いに至ったのです。
しかし、コロナ禍で不動産市場は停滞、さらにウッドショックなどの影響か、賃貸で新たに家を借りようとすると現在より数万円賃料が上がることがわかり、それならば、とマイホーム探しに本腰を入れ始めたのでした。

マイホーム探し、優先したのはこんな条件

分譲マンションでもペットNGの物件は多く、家探しは難航!

我々のマイホーム探しの条件は、以下のようなものでした。

・保育園に通う都合上、東京東側エリアから離れない
・60平米以上
・新耐震基準マンション(築1981年以降)
・日当たりや景観が良いこと
・スーパーなどへのアクセスが良いこと
・ペットOK
・予算は背伸びしない額内で決める

物件を探すとき、まず聞かれるのが条件ですが、この条件そのものが定まらない、ということも多々ありますよね。私も物件探しの最初は条件を全く考えておらず持っておらず、さまざまな物件を内見して、夫婦で話し合ううちに条件が生まれてきました。
購入に至るまで、通算内見した物件は30件以上!さらに、毎日sumoやアットホーム、地元の不動産会社などの物件情報をウォッチし続け、気になった物件には即問い合わせ。2年以上、毎日新着物件を気に掛ける日々でした。

マイホーム探し、諦めたのはこんな条件

新居の近くには大きな公園が。夜の散歩も心地よいです

毎日新着物件を見ていると、どんどん現実が見えてきます……。どんな家にも100点はない!私たちがあえて諦めた条件は、以下のようなものです。

・新築物件……頑張れば買える金額のものもありましたが、少しでも金利が上がったらアウト!…ということで我々はパス。ギリギリの生活を送らない、余裕を持った返済計画を取りました。

・駅徒歩……これまで住んでいた賃貸マンションは地下鉄までの駅徒歩5分。かなりアクセスが良かったのですが、ここを追求すると新耐震基準対応を諦める確率が上がるため、駅近物件は諦め。都心では、1960-70年に駅近好立地の土地にマンションが立ち始め、現存する物件が多いことから築浅物件は駅から離れる傾向にあります。築古マンションもとても素敵で個人的には好みなのですが、住宅ローンが通りづらく、いざとなった時に手放しづらい、また住宅ローン控除が使えないといった金銭的なデメリットを感じたため、我々は諦めました。このような情報も、不動産会社の方から内見時に教えてもらったこと。内見とは、物件を見るだけではなく物件にまつわる情報をさまざま教えてもらえるとても貴重な機会です。

ついに理想の「ほどほどマンション」が現れた!

マイホームをゆるゆるっと探し始めてはや2年。ついに運命の物件が現れました。全ての条件をクリアしており、その上気張らずに買える価格の「ほどほど物件」の登場です。今を逃してはならぬと、内見当日夜には購入を申し込み。急すぎる!と思われるかもしれませんが、賃貸物件と同じように物件購入はタッチの差で売れてしまうため、気に入ったらとにかく申し込みです。ライバルの登場などもありながら、なんとか購入に漕ぎつけました。

新居の中古マンション 住居プロフィール

新居の中古マンション 住居プロフィール
・東京東側エリア(前住居から徒歩10分)
・60平米(室内は56.8平米)
・2LDK
・築33年の小規模マンションの7階
・駅徒歩15分

やはり駅からは少し離れてしまいましたが、複数の駅の中央に位置しており(つまりどこから行っても遠い街、です)少し頑張れば4つくらいの駅にアクセスできるエリア。自転車があれば無敵です。 小規模マンションということで、修繕計画などに若干の不安は残りますが、ここは思いっきり目をつぶって前へ進みました。

新たな課題、収納が少ない!

子どもの作品もどんどん増えていきます!子どもアイテムの収納計画も家づくりに欠かせない要素。

それまでの賃貸マンションは、65平米のうち5畳ほどの納戸が付いており、収納に困るモノ(季節家電、サイズアウトした子ども服、オークションサイトでこれから販売する雑貨など)は全てここに収納していました。しかし、新居は実質56平米しかなく、10平米も減る上に、圧倒的に収納場所が少ない!
入居前にリノベーションを予定していたので、綿密な収納計画と、大幅な断捨離が必要となりました。

次回は、中古マンションのリノベーションの中でも、収納計画を中心にお伝えします。お楽しみに!

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