本多さんの今月の「買ってよかったもの」「手放したもの」とは?
今月の本多家、2つのものについてのショートストーリー。
今月の買ってよかったもの 「無印良品」UVクッションファンデーション
みなさん、ベースメイクってどうしてますか?
昔は「下地+パウダーファンデ」のほぼ一択だったベースメイクも、今やいろいろな選択肢ができました。できすぎて、わからない。
わからないので、BBクリームが流行ったときに「これ一本でOK」の売り文句に釣られて買って以来、ずっとそれでした。無印良品からも発売されるようになり、ここ3年はずっと無印良品のBBクリーム一択。
ただ、BBクリームは変わらなくても、肌のほうが変化しているんですよね。ついに40歳の大台にも突入し、ここ5年ほどで顕著に顔面の様子が変わったことは否めません。「本当にこのメイクでいいのかなあ」という不安が、徐々につのっていくのです。
そんな折、無印良品の商品入れ替えで、いっときBBクリームを買えない時期がありました。どうしようかな、と売り場を眺めて手に取ってみたのが、クッションファンデです。付属のクッションでポンポンとのせるだけって、ラクそう。手が汚れないのもラクそう。
メイクに求めるものはズバリ「ラクで効果的」のため、いい予感に駆られて購入してみました。
使ってみれば、程よいカバー力で大変に効果的、かつラク。洗顔後の保湿をしたら、これだけという日もあります。人と会うようなお出かけの時は、頬にアリーの「カラーチューニング」を塗り、無印良品のルースパウダーをはたいて完了です。
いいものに出会いました!
日進月歩のメイクグッズに頼って
化粧品を変えるのって、よい気分転換になりますね。
「前よりいい顔になっているはず」「きっといつもより素敵なはず」
なんだか、気分が上がります。
というのも、私が何年も同じBBクリームを塗っているあいだに、化粧品はどんどん進化していたはずですから。メーカーさんの企業努力で、「よりラクにできて」「より効果的なもの」が続々と生まれているのです。
これからも、肌が変わって「今のままでいいのかなあ」「新たな助けがほしいなあ」となったときには、よきメイク用品を探す旅に出て、気分も新たにお顔を装いたいと思います。
化粧品の管理と収納
とはいえ、気分転換にメイク用品を買い続けると、どうしても溜まってしまいます。使いかけが収納にみっしりある、というのも嫌なもの。
もやもやを感じたら、一度全部を収納から出してみることをおすすめします。出して初めて、一つひとつと向き合える。
「使っていないな」「古くて顔につける気がしないな」というものが、きっとある。
もしすんなりと手放せないものがあったら、1軍置き場所からは外しましょう。捨てなくてもいい。邪魔にならないところに、まとめておけばいい。
するといつものメイク置き場はすっきりとし、メイクのモチベーションだって上がります。
そして出してみることで得るもうひとつのメリット。「リップ多いな」というふうに、つい買ってしまいがちなものの傾向が明らかになります。しばらくは買わないように心がけるなど、今後の買い物にも役立つ情報になると思います。
手放したもの 各種マッサージグッズ
写真のマッサージグッズ、実はどれも自分で買ったものではありません。
父からもらい受けたり、企業さんからいただいたりしたものばかりです。
自分でこういったグッズを買わない理由は、自分を信じていないから。
やるわけがない、とわかっているから。
これはもう、「自分を信じて」「あきらめないで」とかいう話ではないのです。これまで40年近くできなかったことが、突然できるようになるわけはないという話。
投げやりになっているのではなく、自分をよく知っているのです。
顔周りの血色をよくしたくて、かっさを買ったことはありました。
目の周りにハリを出したくて、アイクリームを買ったこともありました。
けれど両方、ちっとも続かなかった。
努力はしたんです。デスクに置いてみたり、ソファ横に配置してみたり、車の中に常備してみたり。いろいろなアプローチをくぐりぬけ、習慣化を拒んだこれら歴代のセルフケアグッズたちよ。
経験を活かして、買わない選択
自分を変えるのは本当に難しいことで、大変な努力を要します。そのうえ、結局変われないことに落ち込んでしまったり。
手元に並ぶマッサージグッズだちは、私に「やらなきゃ」というプレッシャーを与え、それでもできないものだから、最終的には「私はできないダメな人間だ」と思わせられる呪いの道具になってしまいました。
もう、手放そう。
実を言うと、ずっとストレッチポールが欲しいんです。もう3年も、欲しい欲しいと言っています。ストレッチポールで背中をほぐしたら、さぞ気持ちがいいんだろうな。
でも、わかってる。悲しき呪いの道具になってしまうこと。
ようやく手放す決心のついたマッサージグッズたちを見送った今、これから一生「ストレッチポールが欲しい人」「でも買わない人」として生きていくことを、ここに表明いたします。