前回、リビングの可動棚の収納改善をした小竹さん。小学生の娘さんがいることもあり、いろいろなところから文房具がたくさん出てきました。実はこれ、どのお宅の整理収納を行なっていても直面しがちなポイント。さまざまな種類があって、いつの間にか増えている文房具の管理方法をご紹介します。

本多 さおり

本多 さおり

暮らしを愛する整理収納コンサルタント。雑誌やwebなどで暮らし重視のシンプルな収納術を提案している。『家事がとことんラクになる 暮らしやすい家づくり』(PHP 研究所)には物件探し&購入から家づくりの工夫まで紹介されている。また、新著書に『旅は暮らしの深呼吸』(集英社クリエイティブ)などがある。

http://hondasaori.com/

今回の収納迷子さん

小竹さん(仮名)
・78㎡のマンションに2012年入居
・夫婦ともに在宅勤務が増え、2LDK→3LDKに2023年フルリノベーション
・夫、娘(小3)、息子(年長)との4人+ワンちゃん1匹でお住まい
・週に数日在宅勤務をするワーママ

どの家でも発生する悩みの種「細かいものの分類」。なかでも悩みの深い文房具にフォーカス

リビングの収納を整理している一幕で、時間がかかったのが、文房具の整理。小学生と保育園児のいる小竹さんのおうちには、お土産でもらう筆記用具や学校に持っていく用の文房具などが、どんどん増えて管理が難しくなっていました。

いつも使うペン立ては、もうぎゅうぎゅう。この悩み、どのお宅でもあるあるなんです!

文房具整理収納STEP1:家じゅうの文房具を一カ所に集める

リビング、ダイニング、デスク、こどもスペース――すべての場所から文房具を集めてみてください。
筆箱のなかもごちゃごちゃだということであれば、それも含めて全員集合。
使いかけも、ストックも、すべてです。

どんなものをどれだけ持っているか、古びて廃棄した方がいいものはないか、把握することが大切だからです。文房具のあった場所場所を一度まっさらにすれば、より適した配置もしやすくなります。

文房具整理収納STEP2:グループ分けする

「学校で使う鉛筆類」
「学校には持っていけない飾りのついた筆記具」
「ボールペン」
「ネームペン」
「定規」「はさみ」などグループ分けをしてみましょう。

「こんなにボールペンはいらないな」
「5ミリのばかりで、0.35ミリは使っていないな」
「これだけ鉛筆があるなら、汚れて小さくなったのはもう手放そう」
「ちびた消しゴムは捨てて、ストックを2~3個買っておこう」

などさまざまなことが見えてきます。

文房具整理収納STEP3:収納しなおす

まず優先すべきは、毎日のように使う文房具。これらはオープン収納に戻します。
毎日使う頻度の高いものは、手を伸ばすだけで取ることのできるワンアクション収納がベスト。フタが付いていないボックスなど、面倒なく置ける場所を探して。このラクさが片付けやすさにつながり、テーブル上の“置きっぱなし”を防ぎます。
これまでストックも一緒にあったためぎゅうぎゅうでしたが、スッキリと取りやすく、選びやすくなりました。

ほかの場所にもそれぞれ、「キッチンにも1つサインペンを置いておこう」
「デスクにはボールペンとはさみが1つずつあればいいかな」
などと適材適所で配置していきます。

ストックの中でもすぐに出番の来る「小学校用の鉛筆ストック」は、取りやすいトレーにまとめてボックスへ。

ストックの場所は、家じゅうで1カ所管理がおすすめ。把握や補充をするのにラクで間違いがありません。

そのための収納用品は、家の中にあるもので何とでもなります。余っているポーチやジップ袋で十分です。できれば、中身が見えるモノでまとめると把握しやすい。

付箋や消しゴムなど細かいもののストックは余っていたタッパーに。

その他筆記用具はざっくりメッシュポーチで分類。明らかに出番の来なそうなものは手放して。

文房具はすぐに増えるので、いつものペン立てやトレイが使いにくくなってきたら見直すようにしましょう。
こどもの文房具の総点検もできて、一石二鳥です。

おまけ 本多家の文房具収納

大人もこどもも毎日使う文房具は、ダイニングテーブル横のワゴン上段に。高低差のあるペン立て(「デスクラボ プチポケット」ダイソー)なので、低い方に消しゴムや小さなスタンプが入れられて便利。背面のブックスタンドに引っかけて、取りやすいよう高さを出しています。

ダイニングの棚に、こどもの学用品をストック。こどもでも取りやすい、選びやすい。

こちらも100均で見つけたケース。名入り鉛筆を買っているので、兄弟のストックが混じらないよう仕切り付きを導入しました。ぴったり!

大人の文房具ストックは、作業場でもあるダイニングテーブル近くの吊戸棚に。ボックスにまとめています。

ペン、テプラのテープ、セロハンテープ、ホッチキスの針といった文房具の諸々ストックをひとつの箱に。

文房具のような家の中の細かい道具は、「使っているモノ」「使っていないモノ」が漫然と混ざっていないことが大切です。使っているモノだけがパッと取れる状態は、気持ちがいいほど行動がラクになり、片付けやすくなり、見た目もスッキリです。

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