前編(機能的なクローゼットには理由がある(前編))では、行動動線をふまえた機能的なクローゼットについて、クローゼットオーガナイザー 鈴木尚子さんのセオリーを紹介しました。後編では収納のプロならではの収納のアイデアを伺います。
収納のプロ 鈴木尚子さん流収納のコツ
コーディネートしやすく服が収納された機能的なクローゼットを維持している、鈴木さんのクローゼットは、クローゼット全体が見渡せて、服の取り出しやすさを重視した工夫がいっぱい。
「私は見えない位置に置かれた服のことを忘れてしまい、使わなくなってしまうタイプなので、クローゼット全体が見渡せることと、服のコーディネートがしやすい状態に整えるようにしています」
クローゼットの中でも今すぐ身につけるシーズンまっさかりの服は手に取りやすい場所にかけて収納。シーズンオフのものや冠婚葬祭の礼服など、今すぐ必要のないアイテムはカバーをして奥へ収納しています。自身の重視すべき点がはっきりしているので、服をしまい込んでいる収納法よりも見える状態で出していた方が鈴木さんにとっては心地よく、ものを探しまわるムダな手間がなくなり機能的なのだそう。
「引き出しには、カジュアルなTシャツやインナーなどをしまっていますが、引き出しをあけたときに全体が見渡せて取り出しやすいように立てて収納し、色別に分けてしまっています」
紹介したクローゼット収納は鈴木尚子さんにとって機能的なクローゼットです。大事な服を自分にとって使いやすい状態に収納できたら毎日がもっと楽しくなりそう。鈴木さんの一例を参考に機能的なクローゼットを手に入れていきたいものです。
アイテム別たたみ方のコツ
<インナー>
<半袖Tシャツ>
<長袖Tシャツ>
(おわり)