ジャストフィットなデザインやサイズの収納やインテリアを目指すなら、今話題のDIY(Do it yourself)にチャレンジ!初心者でちょっと不安、という方におすすめしたいのが、DIYワークショップ。DIY“超”初心者の編集部員が、実際のワークショップやレッスンに潜入し、体験談をお届けします。

HOUSTO 編集部

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後編は引き続き、東京都二子玉川のショッピングセンター「rise(ライズ)」内、「DIY FACTORY 二子玉川店」からレポート。「アイアンサイドテーブル」は前編で溶接前の準備の工程まで進みました。後編は、ついにアイアンを溶接して完成です!

前回の記事はこちら(Vol.2 初心者でも溶接ができちゃう!アイアンサイドテーブル《前編》)

STEP4 いよいよ溶接!

  • 溶接とは、金属と金属を熱で溶かし、つなぎ合わせること。 今回使用した半自動アーク溶接機(家庭用溶接機)は、手元のボタンを押すと、上の写真に写っている溶接機の先端(トーチ)から金属製のワイヤーが出てきます。そのワイヤーとアイアンが触れると、熱で溶け合い溶接ができるというしくみの装置。 溶接をする際、トーチの角度は床に対して45度になるように。写真の角度がベストです。 こちらのDIY FACTORY特製の家庭用溶接機なら、持ち手を床と並行に持つと自然とトーチが45度になるよう設計されているから簡単!

テーブルの脚を溶接し始める前に小さい鉄板で練習できるため、うまくいった時の感覚を身体で覚えておきましょう。

  • いよいよ溶接スタート! まずはバラバラだった棒状のアイアンを、立脚できるように垂直に溶接します。 トーチの先端からワイヤーを出し、トーチの先端と溶接したい部分の距離を10~15mmに保ちます。 溶接時間は、溶接したいものの状態によって異なりますが、平均およそ2、3秒。 距離や時間が長すぎたり短すぎたりすると、きちんと溶接できません。 微妙なさじ加減が難しく、ワイヤーがだんご状になってしまったり、気泡のようなものができてしまったり……。

しかし数回溶接をするうちにだんだん感覚を掴めてくる上、失敗したら先生が直してくださるので恐れずトライしましょう!

  • 溶接できた部分がこちら。 こんな小さく留めただけできちんと固定されているの?と不安でしたが、手で引っ張るとがっちり固定されていました!

STEP5 さらに組み立てて溶接

  • アイアンの棒同士を途中まで溶接したら、さらにコーナークランプでアイアン同士をコの字型に固定し組み立てて、床と接する部分同士を溶接していきます。 先ほどまで鉄の棒だった材料が、だんだんサイドテーブルらしくなっていく様子に「自分で作っている」という手応えと楽しさを実感!

  • 少しのズレも積み重なると大きな歪みの原因に。 一度溶接してしまうと角度の修正は難しいため、水平器で確認しながら慎重に作業を進めます。

  • 最後に、天板となる木の板を載せるアイアンのパーツと、先ほど組み立ててつなぎ合わせた脚を溶接します。 組み立てていくうちに立体的になっていくので、角度によっては手を伸ばさないと溶接部分に届かないようなところもありますが、手元がブレないようしっかり脇を締めて溶接すると、きちんとくっつけることができました。

STEP6 天板をビスでくっつけて完成!

  • 天板を留める前に、溶接した裏の部分をブラシで磨き、細部までキレイに。 見えない部分や目立たない部分もこだわってこそ愛着の湧くものに仕上がります。

  • 前編で作成した天板をビスで固定します。 ビスが長すぎると表面に出てしまうため、天板の厚みを考慮したビスを選びましょう!

自作アイアンサイドテーブルの完成です! DIYしたものとは思えないクオリティの高いものができました。 床に置いてもぐらつくこともなく、どの点もしっかり固定されているため、見た目以上の安定感!

「溶接」と聞くと、火花が飛んでヤケドしそう、難しそう……と思う方はたくさんいらっしゃると思います。 編集部も不安を抱えつつ参加しましたが、実際挑戦してみると、ルールを守り少しコツを掴めれば、とても楽しく安全に、きちんと成果物を完成させることができました。 家庭用溶接機なら、広いガレージなどの火花が飛んでも問題ない環境さえあればご家庭で使用できます。 DIY FACTORYの利用客層は女性中心の中、アイアンサイドテーブルのワークショップは、溶接をマスターすれば家の修復やバイクのカスタムなどもできるため、男性が多いのだとか。 しかし、もちろん女性もいらっしゃる上、少人数制なので、どんな方も気軽に参加できてきちんと学べるワークショップでした!

今回教えてもらったのは……

初心者に優しいアットホームなDIYスクール。受講したいレッスンに合わせてポイントを購入(1P=1,250円(税別))。基礎レッスンは電動工具の基礎(3P)から、木材加工の基本(3P)までさまざま。 基礎レッスンを終えたら成果物付きのレッスンも受講可能(今回のアイアンサイドテーブルは8P)。 ※アイアンサイドテーブルは2017年10月のプログラム。成果物付きレッスン内容は月によって異なります。詳細はお問い合わせください。

  • DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA
  • 東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉ライズS.C. テラスマーケット2F
  • 営業時間 10:00〜21:00
  • 定休日 年中無休
  • 問い合わせ
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