DIYなら見せる収納もおウチのテイストに合わせてイチから作れます!今回挑戦するインテリアラックは、サイドを補強してあるので頑丈で、重い物でも置けるのが魅力。エントランスでブーツやバッグを、リビングで雑誌やグリーンを、素敵に見せて収納してはどう?今回も、ホームセンター・カインズが開催しているワークショップで教えてもらいました。

HOUSTO 編集部

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STEP1 材料、工程の説明

まずは材料と工程をチェック!こんな大きなラック、初心者でも大丈夫ですか? 「大丈夫ですよ。構造は意外と簡単で、天板を2枚作って、脚を付けて補強するだけです」(担当の米田さん) なるほど、先に構造を知ることで、完成形がイメージできました。下の天板は脚の内側に付けるから、上より短いんですね。そこだけ間違えないようにすれば大丈夫そうですね!

今回の材料と所要時間は以下の通り。
【所要時間:120~180分】
●600 mm×40 mm×30 mm 杉加工材(脚) 4本 A
●600 mm×45 mm×14 mm 杉加工材(補強板) 4枚 B
●600 mm×45 mm×14 mm 杉加工材(補強板の土台) 4個 C
●240 mm×45 mm×14 mm 杉加工材(天板【下】) 5枚 D
●300 mm×45 mm×14 mm 杉加工材(天板【上】) 5枚 E
●300 mm×40 mm×30 mm 杉加工材(天板の土台) 4本 F
●フェルト 2枚
●鋲 16個
●スリムビス25mm
●スリムビス35mm
●水性ペンキ

STEP2天板【下】を作る

  • まずは天板の土台4本に、脚付け用の穴を開けておきます。土台の両端に脚用の木材を当て、厚みが分かるよう鉛筆で線を引きます。両端を別の木材で押さえておくと、ズレずに線が引きやすいのです!

  • 脚付け用の穴を開ける場所に、鉛筆で印を付けます。4本とも両サイドの計った線の中心に1ヶ所ずつ付けましょう。

  • 木材の中心まで、ドリルで穴を開けます。貫通しないように、穴の深さをマスキングテープでドリルに印を付けておきましょう。

  • 天板の木目の見せ方を選びます。味わいが出る木目や節を生かすように並べて。ちなみに、天板【上】は長い方、天板【下】は短い方の木材なので、間違えないように!

  • 天板を土台にビス留めする位置を決めます。天板の木材5枚を揃えて並べ、それぞれの両端に、土台の厚みの線を引いておきます。この時も両端を別の木材で押さえておけば、ズレないので作業しやすくなります。

  • 両端のそれぞれ中心にビスの位置を決めて、鉛筆で印を付けたら、作業時に木材を支えなくて良いように、先にドリルで穴を開けます。

  • 上で作った穴に、25mmのビスを挿します。

  • 天板を土台にビスで固定します。まずは手前と奥を固定してから、その間を均等に埋めましょう。最後に、STEP2で表面に書いた鉛筆の印を消しゴムで消します。

STEP3 天板【上】を作る

  • 手順は天板【下】とまったく同じ。違うのはビスを打つ位置です。天板【上】の土台を付ける場所は、天板【下】より内側なので、脚2本分内側に印を付けましょう。「どういうこと?」と思ったら、下の画像で完成形をチェック!

  • 天板【上】(写真上)は長いので、天板の内側に脚が付き、対して天板【下】(写真下)は短いので、外側に脚が付きます。だから、天板【上】の土台の位置は、脚2本分内側になるのです。

  • 印を付けるのはこの写真のように、脚2本分内側に。

  • 土台から天板【上】がはみ出していれば、正解です!

STEP4 脚を付ける

  • 天板【上】の土台に開けた穴に、35mmのビスを挿しておきます。

  • 天板【上】の四隅に脚を付け、天板【下】にも同様に付けます。

  • 天板【下】の土台と脚はピッタリ合わせること。ズレているとガタつくので、ここは気をつけて!

STEP5サイドを補強して強度UP!

  • 天板の土台の両脇に、補強板をクロスさせて取り付けます。まずは1本目を、前後の脚と天板【上】にピッタリ合わせて斜めに置き、これまでと同じ手順で印付け→穴開け→ビス留めを上下どちらとも行い、固定します。

  • 次は、1本目の上に2本目を取り付けます。両角に補強板の土台を置いてから、2本目をクロスさせて置きます。

  • まずは補強板のビスの位置を決めて印付け。

  • 土台のビスの位置は、補強板のビスと重ならないよう、少し外側に。

  • その上に補強板を置き、ビス用の穴を開け、25mmのビスで留めます。両端とも同じ手順で固定します。

  • 反対側も同様に補強板を取り付けたら、枠組みは完成!

STEP6 塗装

  • 次はお待ちかねのペンキ塗り!仕上がりをイメージしながら、お好みの塗料を選んで。

  • まずは目立たない裏側から塗るのがオススメ。余分なペンキが垂れたらすぐに伸ばしておきましょう。時間が立つと塊になって、表面をなめらかに仕上げられません。

  • 隙間は細い刷毛を使って。塗り忘れがないかチェックしながら進めます。

  • 木目に沿って刷毛を動かせば、仕上がりもきれいです。

  • 塗装完了!急ぐ時はドライヤーの温風を当てて乾かします。

STEP7 フェルトを付けて完成

  • 2枚のフェルトを取り付ける位置を決めます。フェルト1枚につき8個の鋲で固定するので、完成形をイメージしてバランスも考えておきましょう。

  • 鋲は短いので、ペンチでつまんで支えながら、直角に打ち込みます。

  • 軽く2、3回打てばOK!

  • 左右の鋲の位置を揃えるのが、美しく仕上げるコツ。写真のように直角定規を使うと楽ですが、普通の定規で測っても、雑誌などの角を利用してもOK!16個の鋲を打ち込んで固定すれば完成!

まとめ

初心者にとっては大物でしたが、最初に構造と手順を確認したおかげで作業はサクサク進み、2時間半ほどで完成!上から押してもぐらつかない頑丈さで、既成品のパーティション用フェルトを使ったので完成度もアップしました。フェルトの代わりに厚めの布を付けてもカワイイし、油性塗料で仕上げれば屋外の収納にも使えます。好みでアレンジできるのも、DIYの醍醐味ですね!

今回教えてもらったのは……

ペットから自転車まで揃うホームセンター。店内のCAINZ工房では、買った木材を好みの形にカットできるほか、無料貸出工具を使って加工・組み立てもできる。毎月新しいアイテムにチャレンジできるDIYワークショップを定期開催中!
http://www.cainz.co.jp/diy_style/workshop/sunamo.html

  • カインズSUNAMO店
  • 東京都江東区新砂3-4-31 SUNAMO 1F
  • 営業時間 10:00〜21:00(ペッツワンは~20:00)
  • 定休日 年に1回、休館日あり
  • 問い合わせ
  • 03-5665-7111
  • https://map.cainz.com/map/769