いつかは作ってみたい、自分でデザインした世界でたった一つの器。そんな憧れの陶芸が、Makers’ Baseでは体験できます。手動のろくろを使った「手びねり」で、どれだけ個性的なものが作れるか、挑戦します!
講師の先生紹介
増田結衣先生。芸術大学で陶芸を学んだのち、陶器のオブジェなどアート作品を生み出す作家活動を続けながら、Makers’ Baseの陶芸教室の常勤講師として指導も行なっています。
さっそく『陶芸作品』の制作開始!
今回は陶芸は初めての編集部員2人で挑戦です。使うのは、初心者でも扱いやすい「浪越粘土」。ひんやりと重い粘土の触感に、早くも胸が高鳴ります。
作りたいものはたくさんあるけれど、粘土の量は限られています。必要な量の見本を眺めつつ、作戦タイム。いざ作るとなると、形を決めるのが難しい!
一番作りたかった花瓶に、真っ先にチャレンジすることに。粘土の塊から必要量を取り、丸めてロクロの中心に密着させるよう押し付けて固定します。
ろくろを真上から見て中心にあるか確認したら、均等に上に伸ばしていきます。想像していたより粘土が固くて、結構力がいる作業。手のひらがじーんと疲れてきます…。
ある程度の高さになったら、中心に親指で穴を開けます。使っているのは、底の厚みを測るための専用の器具。これを使うだけでもモノづくり感があるのが不思議!
底に穴を開けないように注意しながら、作りたいものをイメージして、どんどん高くしていきます。同じ厚みにするのがけっこう難しい!
スマートな一輪挿しを作るつもりが、どんどん横に広がってしまうのはなぜ?思い通りの形にするのがこんなに難しいとは…。苦戦しながら、先生の助けを借りてどうにか形に。
同時に作った3人の作品を並べてみると、同じ花瓶でもそれぞれ個性的。ちなみに右端の整った花瓶は、やっぱり先生作です。
手びねりの魅力は、正円ではない器も作れること。残りの粘土で、灰皿や箸置きにも挑戦しました。1つ作ってみるとコツがわかるので、最初は簡単な形から挑戦することをオススメします。
半乾きになったら表面を整えて、柄付けをスタート。文字も入れられるので、記念日のプレゼントにもいいですね。
作品ごとに釉薬の色を選べます。左端のベージュが基本の色で、右の3つはオプション(1色1000円)。模様が出やすいのは茶色だそう。
3時間の制作時間を経て、ついに完成!
熱中していたら3時間はあっという間。先生が「その人にしかできない形になるから、不器用な人の方が陶芸は向いていますよ」と言った通り、イメージ通りではないけれど温かみのある形になりました。焼き上がりが楽しみ!
1ヶ月後、作品が届きました
色が付くと、より焼き物らしく感じられます。複数の釉薬を選ぶことで、焼き物の表情にも変化が出て、違いを見るのも楽しいです。
- 難易度 ☆☆☆☆☆
- 時間3H(制作) 素焼き〜色付けまで含めると1ヶ月
- 満足度 ☆☆☆☆☆
- 金額 会員7,560円 一般7,560円
- 開催場所 Makers’ Base TOKYO
Makersbaseでは、ほかにもワークショップがたくさん
東京と千葉に拠点を持つMakers’Baseは、木工、デジタル、金工、テキスタイル/縫製、陶芸などの工房を備えています。栃木レザーのクラフトや、リングやバングルなどの金属アクセサリー、好きな写真を布に転写して生地から作るスカートなど、魅力的な体験ができるワークショップを常時50種ほど開催しています。
今回教えてもらったのは……
- Makers’Base TOKYO
- 住所 東京都目黒区中根1-1-1
- 営業時間 10:00~22:00
- 定休日 不定休
- 問い合わせ
- 03-6421-1571
- Makers’Base CHIBA
- 住所 千葉県千葉市中央区新町1001 千葉そごう ジュンヌ館3F
- 営業時間 10:00~20:00
- 定休日 不定休
- 問い合わせ
- 043-441-3300
- http://makers-base.com/